師走も変化

師走って言っても昔と今じゃ変わってきている

お坊さんだって走っていない

これは車での移動になったせいだろうか

それとも限界集落だからだろうか

人口の半分は一人暮らしの高齢者だから

お坊さんが走っていてもおかしくないけど走っていない

我が家だってお坊さんが来ないから他も同じなんだろうか

年末年始の買い物を大量にする人もいなさそう

今は24時間営業のコンビニがあるから

買いだめの必要もない

一人用のおせちも売っている

この時期になると思いだすのは母の姿

料理もしていたんだろうけど

それより記憶に残っているのが

お正月用の晴れ着を縫っていた姿だ

夜遅い時間に縫っていた

袖は両方つけないといけないって言っていたな

その理由は

片方の袖だけをつけて中途半端にしたら

もう片方の袖が夜中にひらひらと空を舞うって

聞いた時はすごく怖い思いをしたけど

手を付けた物は中途でやめないで仕上げないと

っていう教えだったんだろう

元旦に目覚めると枕元には真新しい下着と

晴れ着が畳んで置いてあった

新年には家族みんなが新しい衣服をつける

そんな事も言ってたっけ

美容室に行く人達は予約をしても除夜の鐘を聞くまで

待たないとならない位に混雑していた

その頃の女性は師走の名のとおり

お坊さんより忙しかっただろう

その頃にくらべたら今って凄くのんびりしている

特に私の場合は何にもしていないに等しい

昔だったら主婦失格だろう

今で良かった

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