空を眺めて

私はたまに空を眺めている

眺めるっていう素敵な言葉では表せない

ただボーっと空を眺めるだけだ

何を見ているでもなくただただボーっとして

空を見上げている

青い空に雲がある時は雲の流れ具合を

眺めている

風でけっこう早く流れる事もあるけど

ゆっくり動く方が私は好きだ

本当にジッと見ていないと雲の動くのは分からない

家の前でボーっと空を眺めている婆さんを見た人

そうそこのあたなは良い事があるよ

なんて言いたいけどほとんど人は通らない

なんで空を眺めているのかって?

何となくだよ

私のケータイ待ち受けになっている

『わんぽぽ:その日ぐらしは空の上』ってキャラが

結構前にでたんだ

ピーカン・ナッツって言う人の作で

電線の上で暮らす動物たちののんびりしたお話が

載っている

電信柱の上の小さな住み心地の良さげな家に住んでいる

わんぽぽとその友達の話なんだ

本当にわんぽぽがいるなんて思わないけどさ

いたら面白いなって思いながら空を見ている

空って思いのほか混雑しているよ

電線が多いんだ

適当に引っ張っているみたいに電線が

張り巡らされいる

北海道にある観光地が電線の撤去をして地下に

通すようにしている

そこは電線がないから空が広い

遠くの山を見ようにも電線があると良い感じでは

写真が撮れない

そこの観光地では空を広くするためだけじゃなくて

風なんかで電線が切れたりする事故を防ぐために

電柱と電線を撤去したんだ

見ると空は広いし遠くの山がきれいに見える

そうなると私が好きなわんぽぽは

どこに住むのかななんて思ったりする

たまに目的なく空を眺めてみてね

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