西の端から東の端まで

数年前に職場の研修で長いバスの旅をした

北海道の西の端にある積丹半島付近から

東の端にあるサロマ湖までをバスに揺られた

北海道は広いと分かっていたけど

この時はそれを身をもって知った

朝に発ってから到着まで8時間余りかかった

いくら途中で休憩をとったって言っても

かかりすぎだろう

道南へは数え切れないほど行ったけど

東に行くのは初めて

道東と言ってもこれまた広い

釧路あたりも道東と言えば道東

そこからさらに東に向かってサロマ湖まで

正確には東の端って言ったら知床半島だろうか

なんにせよそこまで行ったのは初めてだった

止まったのはサロマ湖近くの研修所

研修所って言っても

小さめの温泉旅館並みで立派な建物

お風呂もとっても広くて

そこをお湯で満たしてもらうのがなんだか

気の毒に思った位

けどそんな広いお風呂に一人で入られるのは

贅沢ともいえる

止まったのは総勢?6人だった

そして他には宿泊者はなし

2階には広いフリースペースがあって

長椅子がいくつか置いてあった

夜はそこで小さい宴会をしたものだ

フリースペースに沿って広縁付きの8畳間が

いくつも連なっていた

食事も良かった~

こんなにって言うほどの料理でホタテが中心だった

ホタテのフライを思い出しては食べたくなる

保養所だから一般には泊ることは出来ないのだろう

泊まれるなら泊れたいものだ

ところがそこが何というとこだったか分からない

思い出せないのではなくて分からない

自分で予約していなところは名称も気にしていない

保養所と言うのはそこと近くにあった日帰り温泉と

ふたつだけだけで日帰り温泉の方しか分からない

こう気温が下がると温泉にでも行って

ゆっくりとしたいと思う所だけど

歩ける距離は歩数で言うと2000歩が限界

もっとも友人に言わせると

歩幅が小さいから距離で言うと

人の比べてはるかに短いだろうという

こんな事ではどこにも行く事は出来ないだろう

去年思ったのは来年くらいには…だったけど

今年思うのも来年くらいには…だ

いつになったら出かけられるのやら

テーブルに飾った

薄紅色のチューリップを眺めながら思っている

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