海を越えてはるばると

今日の気温は6度だけど風がないせいかさほど寒くない 

空は快晴…快晴?えっ?快晴なのかな

薄曇りのようなスコーンって晴れた空とは違う

色で言うと薄いグレーのような感じ

先週から朝起きるとくしゃみと鼻汁が酷くて

ティッシュペーパーの半箱があっという間になくなった

とうとうあいつがやって来たのかって思っていた

くしゃみは1週間くらいで落ち着いたからあいつでもないのかな

くしゃみはさほど嫌じゃない…数日間なら

いくらひっきりなしとは言えくしゃみはすっきりする

人に会わない今ならなおさらの事

けどこんな短い間で落ち着いたって事は

あいつじゃないのかな

ちょっと外に出てみた

ずっと遠くの山の方を見たけどはっきりと見える

あいつじゃなかったのか

あいつはまだ来ていないけどPM2・5がやや多めらしい

そのせいだったのかなくしゃみは

まあどっちにしてもそのうちあいつ…黄砂はやって来る

そこいらにある砂とは違って粒子が凄く細かいので

間に海があってもちゃんと日本まで飛んでくる

車のボンネットもうっすらと白っぽくなる

何にせよせっかく遠い旅をしてきたあいつだけど

あんまり好まれてはいないし発生も年々増えているらしい

ただ黄砂のすべてが悪いとは言えない

堆積物を調べたら白亜紀にあたる約7000万年前には

黄砂は発生していたと考えられるそうだ

そして空を風に乗って漂いながら良い役割をしている

そういう報告もある

黄砂が生まれるゴビ砂漠に住むマザーライというヒグマは

絶滅危惧種になっている

そういう動物が生息できるように

人の手が入る前の自然に戻せたらいいのだけど

砂漠に住む人たちの生活を守りながら砂漠化を防ぐ

なんて事が出来たら良いな

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