タコのお母さん

今の気温は４～５度

ここ数日から見ると高い方なんだけど

自分としては今年一番の寒さに感じた

これから今年一番が何回か上書きされていくだろう

私の中で寒いときは湯たんぽ上位にある

こたつも良いけど熱くなってしまう

その点からいくと湯たんぽをこたつに入れると

ちょうどいい感じ

そんな寒い日だったから何にもしないで一日終了

子育てをしていた時はどうだっただろうか

夜も十分に眠られなかっただろうし

昼だって子供が中心だ

特に乳児の時は

いつか夜もぐっすり眠れるようになるかな

そう思っていたけど

夜間専門の外来に務めたために

そうそう思い通りにはならなかった

私は動物が好きだ

そんな事からそういう関係の映像をよく観る

『生き物の子育て』

小魚が口の中で稚魚を育てている

口から出て食事を済ませると一斉に口の中に戻る

背中に卵を乗せて動いているカエル

マイナス何十度というなかで子育てをするペンギン

何重もの輪になってまんなかに子供のペンギンを入れて

切られるような風の中で身じろぎもしない

そんな中でも鼻の奥がツーンとなった子育てがある

高齢になって涙もろくなったせいだろうか

いいや

これ見たのはかなり前だよ

タコのお母さんの子育てには感動した

感動なんて言葉で済ませるのが申し訳ない

タコは岩の隙間に卵を産み付けて

孵化するまで飲まず食わずでお世話をする

他の魚に襲われないように

お母さんは巣穴から動かない

巣穴には入り口が一つしかない

そこはお母さんが塞いでいる

母さんは巣穴の中のお掃除をして

きれいな水を入れ替えしている

これがずっと続く

卵が孵化するとその後にお母さんは旅だつ

孵化の直前には皮膚の色が変わっていて

ここでもう涙が出そうになった

孵化したらあとはほったらかしなんて意見もあるけど

それはまた別の理由がある

産まれたあともずっと親が育児をする生き物もいるけど

人も含めてかなり少ないみたい

そんな事を考えながら映像を観たいな