日本に入れない?

ずっと前、私の娘が今の孫と同じくらいの年齢の時に

オーストラリアに旅行に行った。

帰り、日本に帰った時に飛行機から降りられなくなって

困った話だ。

若い時って言うのは怖い物知らずだ。

言葉もろくに話せないのに、娘と二人で外国旅行に行こう

なんて思いついた。

本当に思いつきで行く事に決めたようなもの。

訳あって、申し込んでいたツアーが中止になったものだから

やめたらいいのに娘と旅行を決行した。

普通に航空運賃を払うとなると約50万円。

なるべく安いところを探して、半額の所を探した。

国際航空運送協会(IATA)に加盟していなかった

キャセイパシフィック航空で行く事にした。

行きは台湾の空港で数時間のトランジットがあって

放送に聞き耳を立てていた事を今でも思い出す。

いつ出発になるか分からないものだから、案内があったら

すぐに行かなくてはならない。

何とかオーストラリアに着いて、2週間を楽しく過ごして

帰りの途についた。

帰りは香港で一泊して、翌日の日本行きに乗る予定だった。

事件?はあと少しで日本に着くという時に起こった。

ちょうど隣に座っていたからが台湾のかたで、片言の

英語と漢字を書いてなんとか通じていた。

となりの方は日本入国なので、入国の為の書類の記入に

用紙を貰っていた。

ところが私に来たものもそれと同じ書類。

紙が違うと何度も言ったけれど、男性の乗務員さんが

何を言ってるって顔と口調で書類を変えてくれない。

パスポートを出すと良かったって気づいたのは

後になってからの話し。

押し問答の末に、乗務員さんが変わってようやく

話が通じて帰国の書類を貰った。

客室乗務員さんは日本語が全然通じなかった。

まだになんでかは分からない。

それでも、自分たちだけで旅行できたのは少し自慢。

行きに、台湾の空港で会った女性との話が印象に残っている。

いま、C国の台湾侵攻がちらほらと出ているから猶更のこと。

その女性はカナダまでの一人旅で、子供にあいに行くという。

私ん父が台湾で終戦を迎えた事、日本が台湾を統治していた

ことなどを話し、日本人に嫌な目にあわされたのではと

聞いてみた。

その方は、日本の統治で台湾はとてもよくなったので

感謝していると言っていた。

これから、大陸の国が他湾に侵攻して恐れがあるので

自分たちは苦労してでも子供に高学歴になってもらい

外国に永住してもらうのだと言っていた。

その子供さんは、すでにカナダに永住権を持っていて

もしもの時は家族も永住できるのだと。

日本が統治していた国はアジアにいくつかあるけど

パラオと台湾は日本を親日国だという。

同じ統治をして、日本から無償で金銭援助をして発展した

はずのお隣の国では、いまだに日本を恨んでいるという。

そうではない事に声を挙げたお年寄りは

周りの人達に〇された。

ちなみにその女性は流ちょうな日本語を話していた。

飛行機の隣席の方は戦後の生まれで日本語は話せなかった。

それでも楽しくお話をしたので、

ひょっとしたら私は台湾人に間違われたのかも?

生前の父は良く台湾の話しをしていて

行ってみたいと言っていた。

阿里山に行きたいと言っていた。

連れて行ってあげたら良かったな。

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