8毎秒M

昨夜はうっかりとドラマを観続けてしまった。

それも朝方まで。

目覚ましをかけなかったので、気づいたら昼近く。

いや~まいったまいった。

時々吹く風の音が気になって眠れなかった、と言えば

言い訳になるだろうか。

朝は外を見なくても、明るさで雪がたくさん降ったか

何となくわかる。

除雪のキャタビラの跡の雪とか、物置屋根の雪の高さとか。

後は、ガラス越しに見える雪の影。

雪が多く積もっていると下から暗くなって見える。

今朝の降雪量は10センチ位だったけど

風のせいで吹き溜まりが出来ていた。

吹き溜まりの雪は硬くぎっしりと締まってやわなスコップじゃ

太刀打ちが出来ない。

最近使い勝手が良いなって思っているのが子供用のスコップ。

接続部がしっかりしているし、何と言ってもスコップの部分が

硬くできているのに軽い。

そんな硬い吹き溜まりを作ってくれた風『8』

天気予報の風マーク『8』って体感的にはどれくらいなんだろう。

8毎秒M、時速28・8キロ。

普通に歩く分には問題はないけど、壊れかけた傘で歩くと

あまりよろしくないようだ。

秒速7メートルの風の中でテントを設置する試みがあった。

男性が3人でテントを広げようとしたけど

広げたそばからテントが風に乗ってはためいていて

広げるよりも飛んで行かないように抑えるのがようやく。

おまけにポールが折れてしまった。

ひと口に秒速7メートルって言っても、凄いね。

そう言えば、うちでも家族みんなでキャンプに行った時に

えらい目に遭った事がある。

晴天の中を車で約4時間。

目指すは母の実家がある小さな集落で、長く伸びる海岸があって

キャンプも釣り人もいない。

テントをふたつ張って、楽しく夕食をしたまではよかったけど

少しづつ天気が崩れてきたのが分かった。

強い風が吹いて、降って来た雨が横殴りになってきた。

テントの中にいても恐ろしく感じる暴風雨。

母は「わたし、〇〇のとこに泊るわ」って弟夫婦の家に行った。

しっかりと止めたはずのテントも、地面が砂とあってはいつ

飛んでいくか分からない。

それぞれでテントの四隅に座って重しになってた。

そんな嵐なのに朝になったら止まったから腹が立って。

しっかりと火を熾してコーヒーを入れて飲んだ。

帰り道は雨にはならなかったけど、漫画に出てくるような

真っ黒い雲が、なぜか私たちの頭上にあってついて来る。

雲から逃げるように帰ってきた。

この時に一緒に行ったのが、『荒らしを呼ぶ男』

いつでもどこに行くのでも、晴天で出かけても

ほぼ必ず嵐になってしまう。

今は冬だから除雪おじさんになっているお隣の人。

さっきも除雪の音がしていたっけ。

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