せっかく産地に行ったのに①

私は牡蛎が好きなんだよね

酢の物でもフライでも燻製でも

要は牡蛎が原料なら何でも好き

そんな牡蛎の産地である厚岸に行ったのに

せっかくの産地なのに牡蛎は一つも食べられなかった

結構前のことになるけど

母の家に行ったら

BaさんズとGさんが待ち構えていた

この3人は姉と弟でそのうちの一人のBaさんは私の母

3人とも何か余程良い事があったのか

それとも何か楽しい悪だくみを見つけたのか

すごくニコニコしていた

「あのさ厚岸に行こう」と母

へ?厚岸?厚岸ってどこ?なんで?

頭の中は?マークでいっぱい

今まで厚岸って聞いた事がなかったもの

「厚岸に親戚がいるんだ」

なので行こうって3人の意見がまとまったらしい

そこには私の意見は関係がなく決定事項

私のシフト表を見ては勝手に予定を立てるのは

今までもあった事

ところで厚岸に親戚がいるなんて聞いた事がない

「私も知らなかったんだけどさ」

「いるらしいんだわ」

「電話してみたらおばさんの旦那さんらしい」

聞いてすぐに電話するなんて行動力には脱帽だ

「遊びにおいでだって」

「オレにも親戚がいたって喜んでた」

どうも先方も親戚がいることは聞いた事があるけど

亡くなった奥さんの親戚だっていうのと

遠いからどうにもしようがなかったんだって

良く分からないうちに行く事に決まってしまった

それも2泊3日で

私の軽4輪で

大人4人で

ひとつ良い事があるとしたら

厚岸ってところは牡蛎の養殖で有名らしいから

これは思う存分に牡蛎が食べられるってこと

行先が厚岸じゃなくて厚内と言う所だって分かったのは

後の話だ

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