緑の中に延々と続く太陽光パネル
これほど似合わないものがあるだろうか
このパネルを眺めて『絶景ですね』と言った女性議員がいる
どこを見たら絶景なのか感性を疑ってしまう
住宅地の中のパネルだけじゃなくて
あの釧路湿原の中にもソーラーパネルが敷き詰められている
釧路湿原と言うと希少な動植物の宝庫だ
そこをあんな無粋なパネルでいっぱいにして
私を含めた北海道民の神経が疑われてしまうけど
そういうものを作るとは聞かれた覚えはない
近いところでは札幌市の南部にもこのパネルの海がある
たくさんのと言うよりは延々と続くパネルの波の近くには
パネルを守るようにこれまた無粋な鉄の柵がある
その策は緑色に塗られていて
いかにも自然に溶け込んでいます風を装っているけど
自然のものじゃないのは一目瞭然だ
すぐ近くにはキャンプ場と公園があって遊歩道のような小道がある
近隣の人たちがパネルの近くをゆったりと散歩している
『自然環境を守るためにクリーンな発電を』なんて言って
森林を蹂躙して自然を破壊して太陽光パネルを敷設している
北海道だけでもかなりの数になる
このほとんどが道外の会社のものだ
パネルの寿命はおおよそ30年くらいと言われているけど
その時に誰がパネルの撤去と土地の整地をするのかな
いつの頃だったか個人の住宅に太陽光パネルの設置を
勧められた時期がある
自宅で電気を作って余剰電気は会社が買い取ってくれるという
なんだかすごく良い話のようだったけど
北海道で太陽光ってどうなんだろう
その時思ったのがこの事ひとつ
冬になるとほぼ毎日が雪になって空は暑い雲に覆われる
たくさんの積雪
当然パネルだって雪が積もって太陽光どころじゃなくなるだろう
パネルは人家の近くに設置されることもあるけど
だいたいが人里離れた自然の中だ
そうやってどんどん山の方に行ったら
山にすむ獣や鳥たちは困るだろう
食べ物を採り待ちに降りて来るクマや鹿も
そんな被害者?かも知れない
誰が北海道の土地を売り渡しているんだろうね
道民にはなんの話もないままに
コメント