また今年もやって来た
あの確定申告の季節
毎日パソコンの前に座ってはみるけど
始めるまでには日数がかかる
やりだしたらすぐなんだけど始めるまでが
なかなか…
こんなところで出て来る私大得意の『先延ばし』
いくら先延ばしをしたって
期限までにはやらなくてはならないのに
そうは思っても思うようにいかないのが世の常
今はパソコンで出来るけど
母は手書きで確定申告していた
それも〇くなった年の2月まで
頭が下がる
その頃に消えた年金って言うのがあって
母がいろんなものを揃えて保険事務所に行った
冬の寒い日だったし雪もちらほら降っていた
年寄りが一人で窓口に行ってもろくに話を聞いてもらえない
もちろん説明もない
兄ちゃんが椅子に背中を預けてふんぞり返っていた
ただ面倒くさそうにしていただけ
見るに見かねわたしが窓口に行ったところ
次の客が来たって言う顔をしたけど
母の付き添いと分かったら態度が変わって
色々と説明してくれた
携帯酸素を引っ張って事務所の階段を一歩づつ登る
そんな人もいたんだけどね
消えた年金って言うくらいだから
だいたいが高齢者
2月の寒い中
あの長い階段を登り切った人だけが
窓口まで行く特権が与えられる
窓口で説明を受けられるかは
これまた別の話し
その頃は上級国民って言葉はなかった
もっとも上級国民には消えた年金は関係ないか
穏やかに過ごしている毎日だけど
確定申告の嫌な事を思い出してしまった
思い出したくないからか
僻みっぽい自分が出てきて
それを忘れるためか
なんだか眠い一日でウトウトが多い今日だった
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