火の手と水の手

夜が更けるに従って冷え込んできた

空はすっきりとしない色で昼間の気温は

このところほとんどマイナス2度

夜になって寒いななんて思っていたら

マイナス5度になっていたから体感温度は正直だ

窓辺に置いてある鉢植えも寒いのか元気がないみたい

お正月に帰省した娘が鉢植えを見て

「どうしたのこれ?」

貰ったんだと話した

「大丈夫なの?花 枯らさない?」

心配そうにそう言われた

今は冬だから葉が落ちているだけ…と反論してみたけど

言葉の終わりはちいさくなった

娘が言う通りで上手に花を育てようと思っても

すぐに枯らしてしまうのが私だ

草花を育てるのが上手だった母には似ていない

似ていたら良かったのにそこはさっぱりだ

母の遺したたくさんの鉢植えや庭の草花を

いつの間にか全部枯らしてしまった

ちゃんとお水もあげていたし

栄養剤もあげていたんだけどね

家の中にあったサボテンまで枯らした

中には母が大切にしていた月下美人まで枯らしてしまった

花を育てるのに『火の手』と『水の手』って言うのがあるそうだ

水の手と同じように植物を上手に育てる人の事を

英語では緑の親指とか緑の指って言うそうで

分かる気がする

じゃ~火の手ってなんだ

ここ数年気にしていた

最近になって見た意見

火の手の火は『情熱』とか『草花に対する熱量』らしく

あまり手を加えたりそばで見ていたりすると

花もストレスを感じるらしい

程よく距離をとってお世話をするのが良いらしい

けどそう言われてもやっぱり時々見ていたいし

花や葉を褒めたい

それは間違いらしいけど

やっぱり今までと同じようなお世話で行こうと思う

雪が溶けたら外に置いて

お日様の光をいっぱいに浴びたら

きっと葉も出てきてくれるだろう

今のところ鉢の二つは元気だ

一つはワイルドベリーでもう一つはもやし状態の大葉

この大葉は本当にもやしみたいにひょろって伸びてる

それでも毎日少しづつは伸びている

この二つに対しては水の手?緑の指?だと思う

この二つが頑張っていてくれるうちは諦めない

暖かくなったらみんなを外に出してあげるから待っていてね

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