今年も残りは少し

今年も、あと半月を残すばかりになった。

どうだったかな、今年の私は。

6月に、予定が狂って退職することになったし、ペットのチャーもいなく

なってしまった。

予定が変わってしまったって言っても、変わったなりに今は穏やかでいる。

そのおかげで、チャーを偲ぶ時間も思う存分にとれた。

人にはアクシデントがつきもの。

それを嘆いたりしていても何にもならない。

悪い面ばかりを見ないで、良い面を見るようにしないといけない。

物事には良い面と悪い面がある。

少し視点を変えると、良い面が見えてくると思う。

例えば私の場合、何でもなかった膝の痛みに悩まされた。

何でもなかったのに…なんで…って思ったって、なった物は仕方ない。

けど、今はかなり良くなっているし、その膝のおかげで仕事を辞める

決心がついた。

そして、先に言ったように退職した事で、チャーとの時間をゆっくり

思い出す事が出来た。

膝がこうでは、チャーの介護も十分には出来なかったと思うと、チャーが

身をもって私の退職への後押しをしてくれたのではと思う。

ずっと以前に、娘の友人から聞いた事がある。

「人には幸せ感じる遺伝子っていうのがあるの。いつも愚痴ってばっかりの

人っているよね。幸せ感じる遺伝子が足りないんだわ。遺伝子だけど、増やす

事もできるんだよ」

遺伝子が増える訳はないんだけど、気持ちの持ちようで幸せ感じる遺伝子に

変わっていくのかも知れない。

愚痴ってばかりの人が周りに居たら、自分も暗い気分になってしまう。

その人だけの問題じゃなく、周りまで感染?させてしまう。

いろんな事を総合して考えると、今年は良い年だったのかと思う。

だってね、今はこうやって穏やかに過ごしていられるんだもの。

できる事なら、来年こそ『鳥が巣作りする家はお金が貯まる』って言う

ことわざがいくらかは本当になって欲しいものだ。

それとも、鳥が巣作りをしてるから、これくらいで済んでいるのか。

いつかは、ことわざが現実になる事を祈って、来年もやかましい鳥たち

に我慢をしよう。

頼んだよ、スズメ達。

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