なんでここに着いちゃった?

「ここはどこ?私は誰?」なんて

ジョークで言う事はあるけど

ここはどこって言うのは私にはたまにある事

方向音痴のなせる業だ

職場内の廊下で迷って(ここはどこだ?)

ホワイトアウトの中を出勤して

ホッと一息ついたらよその建物の駐車場だった

こんな時でも

見ている人はいるもので

「○○さんどこに行ったの朝から?」と聞かれ

答えに詰まってしまった

仕事に行く時に右と左の2方向しかないのに

反対方向に進んで気づいたら隣町だった

除雪車を避けて通行止めを迂回したら

知らない所についてしまった

こんな事はざらにある

迷った話ならいくらでもある

前の車について走って気がついたら高速の上

この時はまいったな

娘に言ったら

まさか逆走?いやいやそれはなかったよ下道に戻ったし

こんなだもの車を断捨離したってのは

娘も安心しただろう

私の母はドライブが好きで…それも何時間もかかるところまで

10分位の所に行ったら店舗が閉まっていた

「せっかく来たんだから○○に行こう」

ちょっと待ってそこは2時間かかるよ

「良いでしょ暇なんだし」

そんな母を車に乗せて道南で迷った事がある

迷ったって言うよりも

この時もやっぱり左に行くところを右に曲がっただけだから

正確には迷ったとは言わなくて良いだろう

北海道の道路は広いとは言っても

Uターンが難しいところが多くある

気が付いてから数十分走っていて着いたところが

『椴法華』トドホッケと言う漁港のある所

何十年ぶりに来ただろうって懐かしがっていたっけ

道に迷ったって判っても母はうろたえない

私と一緒だから心配ないって

国外での仕事の話があった時も

「私も行くわ」とあっさり言ったものだ

海岸線で迷っても海を目印に走ると

Uターンが出来なくてもそのうちに広場に出る

ただひとつ

広い北海道にはガススタがなかなかないところだ

メーターを見ながら走るしかない

車がないのは不便だ

ちょっとした買い物にも行かれない

けど引きこもっている今は迷う事がないから

気持ちはすっきりしている

雪が降ったら本格的な引きこもり

窓から外を眺めているのもなかなかと良いものだ

方向音痴のわたしが思うこと

迷いながらもゲームのダンジョンでは

ちゃんとクリアできた

迷いながらも

一昨日には73歳になった

ちゃんと行き着くもんだ

心配することはないさ

迷いながらも

気持ちにゆとりを持って

右往左往しながらでも進むのが良いんだ

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