北海道は広いけど近い

   あのね右に曲がったら突き当たりだから

これ薬を届けるために

おばあちゃまが家を教えてくれた時のこと

特殊な薬の時は在庫がなくて

後で届けるっていうことがある

私自身も受信した夜に薬局で届けてくれる

これから道路が悪くなるのに

なんとも申し訳がないけど

なかったら困る薬だ

先に教えてくれた方の家は

クマ注意の立て看板があるような山の方

確かに右の曲がるとことがあった

けど

そこから見えたのはずっと道

途中で軽い起伏があるものの道標になるような

建物も何もない

道を間違えたかなとは思いながらも

戻るにはかなり走っていたのでそのまま進んだ

かなり走ったところで

遠くに見えていた山の麓近くに着いた

あら右側に家があった

平屋で横に長い家

車の音が聞こえたのか出てきてくれた

いつものニコニコ顔

ここからバス停まで歩いてバスに乗って受診しているのか

そう思ったら

なんとも恵まれている自分が恥ずかしくもあり

おばあちゃまには頭が下がった

そういえば両手に子供用のストックをついて

小刻みながらしっかりと歩いてきたっけ

薬を持ってきてくれるからって

うどんを打っていたんだって

断るのも悪くて

ありがたく頂いてしまった

小柄な力もなさそうな身体で

どうやってコシの強いうどんを打ったんだろう

北海道は広いけど

2時間や3時間はそう遠いとも思わない距離

道もまっすぐだし

季節ごとで周りの景色が違うもの

見通しの良い道路をただ走っているだけで

いつのまにか目的地に着く

途中で迷っても問題はない

元の道路がわかりやすいもの

そこに戻るだけ

パソコンの調子が悪くて

タブレットから書き込んでいる

ちょっとやりにくいな

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