冬が近くなると浮かぶもの

職場で同僚の男性が大声をあげて笑った

普段は物静かで大きい声どころか

あまり話をしない人

不思議と私にはよく話しかけて来る

楽しそうにほぼひとりごとみたいな趣味の話をしてくる

そんな人が大声をあげて笑った

百人一首の話しをしていたと思う

相槌の代わりに

私の好きな一首を言ったら笑われた

「○○さんがそういう歌を好きなんて!」

なんて失礼な

本気ではないけど少し腹立たしかった

ばあちゃんだって若い時があったんだよ

冬が近くなると百人一首を思い出す

最低3人いないとできないから

一人ではどうにもならない

そこで歌と訳を書いた本で我慢している

世の中には〇大詩人とかって呼ばれる人たちがいる

そこには日本人は入っていないはずだった

けど百人一首を知った外国の研究者は驚くそうだ

今から1000年以上も前に書いた

それも30文字あまりの中で出来上がっている世界

中に女性もいる

女性が文字を読んだり書いたりだけでも

世界的には驚く事らしい

なのに男性の歌人に肩を並べている

そんな歌は表面だけじゃなくて奥深い意味がある

60年以上前の話し

お正月になるとたくさんの人数で百人一首大会をした

始めは読めないし札も取れない

3枚ほどを目の前に置いてくれて

これだけ取りなって…

団体戦に戦力にならない私を入れてくれた

冬が近くなると浮かんでくる

ちなみに私が好きな歌は

久方の光のどけき春の日に静ごころなく花の散るらん

来ぬ人をまつほの浦の夕凪に焼くや藻塩の実もこがれつつ

これは笑われるかも知れないね

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