数年前にすでに閉業していたって判ったラーメン店
私の外食の原体験といってもおおげさじゃない
なにせ70年近く前に銭湯帰り父親と寄った店だもの
最近になってラーメン屋さんの近くのお餅やさんが廃業
段々と少なくなっていくなって寂しく思っていた所に
先日
商店街の中にあった金物屋さんが廃業の知らせ
通りを通る時に子供が何人かで行水できるくらいの
大きななべを眺めていたっけ
そうしたら今度は懐かしい喫茶店が取り壊し決定
夜遅くに宴会帰りの弟が
ホールのアップルパイを買って来てくれたところ
宴会の前に注文して
帰りに受け取ってくるという
ホールのアップルパイなんて初めて貰った
知っているだけで次々に廃業している
街中でもこうだもの
限界集落の我が家周辺では
いつの間にか更地が多くなっている
国で定めた空き家対策の結果だろうか
空き家って一言で言っても
たまにみんなで墓参に帰って来る家庭もあるんだけどね
それでも誰も住んでいない家をそのままにするのは物騒だろう
そうやって更地をみて「アレ?」って思う
半月かひと月に一回の外出でそんな更地を何か所か見る
あまりに平穏な集落だからか
更地を見ても
何かが建っていた事は記憶していても
何があったか思い出せない
そんな集落にも春はやって来る
日中は10℃と風もなく暖かい
これは間違いなく春と言っても良いだろう
我が家の換気扇に下見に来ていたスズメのご夫婦
今日もやって来た
換気扇を思わず蹴飛ばしたという風に
ガタンって音がしてからご夫婦の話し合う声
そうして気づいてしまった
前からスズメの騒ぐ声が何かに似ていると思っていた
生まれて間もない位の子スズメが
「ゴハンゴハン」って騒ぐ声は
炭酸の泡がはじける音に似ているみたい
グラスに耳をつけて聞いてみて欲しい
スズメと一緒に春がやって来た
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