今になってようやくわかった
家に花があるのが嬉しいって
母は庭にたくさんの花や低木を植えていた
家の中にも鉢がいっぱい
とりわけ大事にしていたのが月下美人草
たった一晩しか咲いていられない花だってさ
冬の夜に咲き始めていた
そうなると電話をかけて来る
咲きそうだから見においでと
私は眠いから行きたくはない
けど嬉しそうに息を切らせて教えて来るから
仕方ない
つぼみが膨らんでもなかなか開かない
母の見ていない所で
無理やり花を開こうとしたこともある
これ内緒
その時はなんで
食べられない花を植えるんだって思っていた
どうせなら食べられるものが良いのに
その時はそう思っていた
今になって母の気持ちが理解できるようになった
花があるのは良いもんだって
家の窓辺ではルミナスが咲いている
夏程じゃないけれど
ベリーも実をつけている
亜麻もなんだか元気になって来た
黄色いルミナスの他に赤い花も欲しいな
四季咲きのアンダーカバーに出来るような
花を買った
本当は
クリスマスローズが欲しかった
これ冬に咲く花だ
ただ家の中に置くには丈が高くなるから止めた
赤と黄色
この二つがあったら冬もずっと楽しいだろう

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