忍者修行…じゃないんだけど

海のそばで育った私は当然泳げる

同級生のほとんどが泳げた

ごくたまに泳げない人がいると周りが驚いていた

泳げないのは何か理由があるんだろうさ

それでもそんな事でいじめにはつながらない

周りは暖かく見ていたし

本人はなぜか照れ笑い?

私は結構泳げる

泳ぐとなると平泳ぎとかクロールだろうか?

いやそうではない

一番簡単なところで犬かき?

アレの流行で行ってないけど以前は孫とホテルに行って

プールでの水泳を楽しんだものだ

海と違って流されないし

深さも一定だからプールは好きだ

それに子供用の30センチ位の深さのプールもある

おまけにジャグジーがついている

そのホテルは時期を選ぶとほぼ貸し切り状態だ

そこで私が泳ぐのは古式泳法

泳ぎながら濡らさないように物を運び

泳ぐときの水音も立てない

何と言っても体力の消耗が少ない

ひっそりと泳ぐのにぴったりな泳法

時代劇でひっそりと泳いでいるあれだ

別に忍者の系譜ではないし

忍者になる予定もない

小学校の3年生になった夏休み

水泳教室に行く事になった

その頃は水泳講習会ね

何のことはない

暑い中をずっと家にいられるのが困るから

そして海が好きなわたしだったから

とりあえず海にでも行って貰おうかってとこ

そこで習ったのがバタ足から犬かき

犬かきもきちんと泳ぐとかなり難しい

次に習ったのが横泳ぎ

波打ち際に一列になって肩肘ついてあおり足の練習

真夏で砂浜にお日様が照りかえるようなときに

ずっとあおり足

ただ暑いだけでいつになったら終わるんだろう

そう思ってあおり足の練習

これって傍から見たら結構なおまぬけに見える

けどこのあおり足が大事だった

ようやく海に入る事になった時に

真面目にやったあおり足が役にたった

ここで覚えた横泳ぎ

水難救助に役立つらしく

講習のはじめに習うようだ

いまだにいくら習ってもクロールや平泳ぎは出来ない

背泳ぎなんかもっての外

孫に教えてもらっても水の中でいつの間にか

身体は横になってしまって無理

あまりこの泳ぎ方をする人はいないようで

『変な泳ぎ方』らしい

けど一番楽なこの泳ぎ方が好き

プールに行って

子供たちに私の華麗な泳ぎを見せてあげたいな

なんて思ったりしている

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