ドキッ!ともしないって

ドキッともしなくなったって

反応が鈍くなったんだろうか

それとも感情の鈍麻だろうか

お風呂に干しておいたタオルを取りに行った

いくらドアを開けていてもやっぱり生乾きだ

糸くずがついていたから取ろうとしたら

左の親指と人差し指の間でモニュって動いた

見たらワラジムシだった

ダンゴムシは良いけどワラジムシは好きじゃない

別に差別している訳じゃない

見た目は同じような物なのになんでだろう

別に虫全般が嫌いなわけではない

我が家は全員が動物好きだ

『生き物は嫌い』と断言していた母も

動物が好きなのは見ていてわかった

もちろん孫たちも動物が好きだ

ところが下の孫は我が家にいた

フレブルのチャーが苦手だった

顔が怖いから嫌いと言ってはばからない

それはもうギャーって叫ぶくらい怖かったようだ

吠える訳でも騒ぐわけでもなかったのに

当のチャーにしてみたら納得がいかなかっただろう

なのにスクリーン越しにずっと声をかけて遊んでいた

「少しづつ慣れたら良いんじゃない?」

上の孫が写真を見せたけど

やっぱり顔を引きつらせてギャーって泣いていた

フレブルってそんなに怖い顔かな

そこで思い出したのが自分の子供の頃

動物が好きで仔犬を貰って来た

けど一メートルくらいまで近づくともうダメだ

大声で泣いていたわたし

自分の家にも入られなかった

なんでだったのかな

母が思い出した

その頃父の友人が犬の散歩の途中で我が家に寄っていた

その犬も吠えないしただ黙っているだけ

なのにその犬の顔が怖いと私は騒いでいたという

その犬はブルドッグだった

孫も私も同じようなものを怖がってたんだ

ならそのうちに怖がらなくなるだろう

フレブルは可愛い

ブルドッグだって可愛いんだけどね

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