さんぽセルって言うものが開発販売された。
ランドセルに買い物キャリーを後付けして、引っ張って
歩くことができて、背中に背負う事も出来る。
販売されて、すでに3000個売れて今は3か月の
予約待ち状態になっている。
この販売に、世の大人たちから1000件余りの批判が
集中したそうだ。
自分たちの小学生の時を思い出してみたらどうだろう。
ランドセル自体も重いし、中に教科書を入れるとさらに
重さが増すのはあたりまえ。
今はランドセルも軽い素材で作られるようになったけど
価格もピンキリなので、ちょっと調べてみた。
安いものだと2万円弱から、今年のモデルで
19万円って言うのがあった。
子供の小学校入学では、懐さえ許せば子供が欲しがる
ものを、多少の無理をしても購入してしまう。
自治体によっては、高価で重いランドセルの替わりに
ナップランドと言うものを推奨しているところがある。
私自身、重いリュックで肩の内側の
血が止まるんじゃないかって思った事がある。
重いものを運ぶ時に、リュックをキャリーに乗せて
持って歩いた事があるので、『さんぽセル』を見た時には
良いものが販売されたと思ったものだ。
このさんぽセルの販売に対しての批判だけど
>これを開発した人、子供の事を
よく分かっていないですね。
対して、開発者の反論がこちらだ。
「今小学校5年生です。開発した時は4年生でした
子供のことをよく分かっていなかったら、ごめんなさい」
>子供のうちから重いものを持って歩くことで
足腰が丈夫になる。
ランドセルは両手を空けて危険がないように
するためでしょう。
(転びそうになった時は両手をつくでしょう?
キャリーを持ったまま転ぶって、なんで考えるのかな)
「20キロの灯油缶を背負って、毎日30分歩いて
両手が空いているから安全ですって、先生や大人が自慢したら
ゆるします。きっと地獄です」
>体のバランスが悪くなり、背骨のゆがみが出て
体調が悪くなると思うので心配です。
「それは重いランドセルでなる、ランドセル症候群って
言われている病気です。
僕たちはそれを解決しようとしてるんです」
開発者の子供たちの言い分に拍手を送りたい。
ちなみに、小学1年生の平均体重は20キロ。
平均的なランドセルの重さは6キロになっている。
通学の持ち物はランドセルだけじゃない、
子供の体格にもよるが、小柄な子なら可哀そうだ。
通学の時にランドセルが重いので、自分たちで工夫して
開発したのだろう。
批判した大人たちこそ、子供の事を考えていない。
教育評論家の尾木直樹氏は
「今は紙質が上質でオールカラーだとか、ものすごく
重いの(教科書)一冊がサイズも大きくなっている。
このランドセル問題は甚大で
重すぎるから、文科省もそれを認めて置き勉を認めよう
っていう通知を出したくらいなんですよ」
置き勉にするためには、カギ付きのロッカーが必要かと
思うけど、文科省が認めているのだから、置き勉の方向に
持って行けるように考えてはどうだろうか。
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