不思議の国のアリスに出てきたドードー鳥。
ちいさい羽根に頑丈そうな足でずんぐりとした形。
何とも親しみやすい形のドードーだけど、全部は
不思議の国のアリスの中の挿絵からのイメージだよ。
だから、絵本の中の作られた鳥かと思っていたんだ。
そうしたら、実際に生きていた鳥で絶滅したって
知った。
元はマダカスカルの東にあるモーリシャス島にいた鳥だ。
ハトの仲間で、よそから島に飛んできたって考えられている。
島に天敵になるような捕食者がいないうえに、食べる物も
たくさんあったから、飛ぶ必要がなくなって飛べなく?
飛ばなくなったから羽が退化して飛べなくなった。
最後に目撃されたのが1662年で、この後、絶滅とされたみたい。
このドードー、残っていた剥製も捨てられてしまって
骨が少し残っているだけ。
だから、1865年出版の不思議の国のアリスの挿絵は
どうやって考えて描いたんだろうって少し不思議。
後になってモーリシャス島の沼地から全身骨格が
見つかったって言うから、そこから考えたのかな。
イギリスのSFドラマで『プライミーバル』って言うのがある。
その中でドードーが出てくるんだけど、挿絵に似てるかな。
人に危害を加える事もなく、ただイタズラ鳥みたいな感じだった。
どうして絶滅したかって言うと
他の絶滅した鳥と似ている。
天敵のいない所で暮らしていたから、他の生き物に警戒する事もなく
人間に捕まえられたり、人がもちこんだネズミなんかに卵を
食べられて絶滅したんだよ。
どこでも、人が入り込んで余計な物を持ち込んでは
動物を絶滅させたり、植物を切ったり。
アメリカ大陸に持ち込んだウイルスで、元から住んでいた人達が
病気になって、コロンブスの大陸発見から200年もたたないうちに
先住民の人口が95%も少なくなったんだ。
今でも世界には未踏の地というのがあるけど
あまり踏みこんでいかないのが良いと思う。
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