いつもと同じに日が暮れた

朝起きたら窓の外を眺めながらいっぱいのコーヒーを

ゆっくりと飲む。

窓の外には高く雪の山が出来ているけど

窓ガラスを塞がないように除雪をしてくれているので

下半分に雪、上半分に青い空が見えている。

と、その時カラスくらいの大きさの鳥が低空飛行で

窓のそばを飛んで行った。

カラスくらいだけど白っぽい色の大きな鳥。

一瞬のことで何という鳥かは全く分からない。

通り過ぎた後に、台所に外換気扇に止まったようで

ガチャッ!ガサガサって音がしたものだから

壊れるんじゃないかって心配したけどすぐにどこかに

飛んで行ったようだ。

外換気扇には毎年スズメが巣を作るので使えなくなっている。

換気扇を回したらスズメの母子がビックリするでしょ。

今は多分誰も住んでいないはずだから

大きな鳥が来ても問題はなかったはず。

3月も近いのに気温はまだ氷点下。

それでもさほど寒さを感じないのはなぜだろう。

家の周りに雪があるせいだろうか。

お昼を少し回ったあたりで玄関前の雪かき。

雪かきって言ってもほんの少しだけ。

今日は足も調子が良いみたい。

大きいスコップを引っ張り出して雪かきを少しづつ広げた。

いつも雪かきおじさんに頼りっぱなしだもの

少しくらい、出来る時はしていこうなんて思ったりする。

外に出たら手先が痛くなるような夜でも

仕事から帰ると除雪機を出しての雪かき、頭が下がる。

家から出ずに除雪機の音をじっと聞いているけど

心は感謝でいっぱいだ。

本当にありがとう!

まだまだ雪は降ると思う。

今しばらくお世話になります。

座って読書をしたり、食事の支度をしたり。

いつもと変わらない一日が暮れた。

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