夏が終われば

お盆が過ぎたら、もう秋の気配がしている。

今日は朝からシトシトと冷たい雨が降っている。

ついこの前まで、毎日が30度超えの暑さだったのにね。

秋の気配って言うより、このまま冬になってしまいそう。

北海道の夏って、本当に短いよね。

短い夏だったけれど、娘たち一家や姪の一家が来て

砂浜で遊んだり、花火をして楽しんだよ。

姪の子供で、3歳になる長男が話す話す、ちょっとした

事も目ざとく見つけて聞いてくる。

私の孫の口の中を見て、あれ何?あれ何?って

騒いでたよ。

歯の矯正器具が入っているんだけど、私は気にしたことが

なかったから、むしろ、良く気づいたなって感じ。

自分の弟の口の中を見て「ママ、歯、ないよ!」って

驚いて、心配していたって事があったらしい。

歯が生えたら生えたで、「ママ、歯、ある!」って

またまた驚いていたってさ。

子供の観察眼には、こっちが驚かされるよ。

北海道では、七夕が8月7日のところが多くて

その時になると、ハロウインに似た『ろうそく出せ』

って歌いながら、各家を回る風習があったんだ。

>ろうそく出せ出せよ、出さないとかっちゃくぞ。

おまけに嚙みつくぞ<って歌を、家の前で歌うんだけど

家の人は、お菓子を用意して待っているんだ。

一人分づつ袋に入れて、子供たちにくれるの。

その歌を私の孫が歌ってあげたら、すぐに食いついて

「なんの歌?」って聞いてきて、すぐに歌ってたよ。

『おまけに』のところは、『おばけに』になってたけどね。

ちなみに『かっちゃく』って言うのは

北海道弁でひっかくって事なんだ。

今は、子供が少なくなったし、いろいろな意味で

危ない世の中になったから、子供だけでそんな事は

させられないよね。

これからお月見もあるけど、以前は、月の見える場所に

すすきとほうづきを飾って、お団子や柿なんかもお供えしたよ。

だんだんと季節の行事が消えていくのは、ちょっと寂しいね。

夏が終わったとたんに寒くなってしまって、夏の暑さを

恋しがっている私はわがままかな。

お墓参りも終わって、今年の夏は行っちゃったよ。

そうだ、温泉に行くのが決まった。

10月14日木曜日 行先はニセコ美肌の湯『紅葉音』

友達が連れて行ってくれるのだ。

紅葉がきれいな時期だから、お天気なら良いな。

雨なら雨でも、山がきれいだから良いよ。

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