雪虫

雪虫の季節になった

この虫は北海道と東北地方の空を飛ぶ

飛ぶって言うよりふわふわと漂っている感じかな

アブラムシの仲間で正式な名前を

『トドノネオオワタムシ』と言って

トドマツの根元に産卵したものが孵るから

トドノネなんだ

けど雪虫って呼ぶ方がだんぜん良いと思う

雪虫が飛ぶと雪が降るって言われていて

子供たちは喜ぶけど

大人たちは長い冬の訪れにを感じて支度を始める

虫がちらほらと飛び始めると

平均20日位すると雪が降ると言われている

実のところこんな可愛い虫だけど

アブラムシの仲間なんだって

これを知った時はえっと驚いたけど

それでもやっぱり雪虫は可愛い

ただね大量に飛ぶとそれはやっかいになる

顔にも口にも入ってしまう

髪の毛にも衣類にもくっついてしまう

雪虫はとっても弱いから人の皮膚についても

増々弱ってしまうから気を付けてあげたいけど

避けて歩くのも難しい

雪虫は名前のとおりにフワフワした綿毛を

つけているんだけど

それは蝋の一種なんだって

なんでそんな綿毛をつけているんだろう

雪虫は年に何回か産卵するけど

秋に生まれたものだけが綿毛を

つけているって言うのもなんだか不思議だね

寒くなるから綿毛をつけているんだろうか

こんなにたくさんの雪虫が飛ぶのは

北海道だけなんだってさ

去年は外に出なかったから雪虫を見なかった

乗っていたタクシーで

今年は雪虫がいないね~って言ったところ

運転手さんと私の娘がすかさず

声を揃えて「いますよ!」「いるよ!」だって

孫たちは無言の同意ってところかな

今年は雪虫が見られるように外に出ようかな

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