何周目かになる鬼滅の刃の立志伝編を見ていた
今まであまり気にしていなかったけど
エンディングに曼殊沙華が出ている
家の花瓶に飾るのために
あえて曼殊沙華を入れる人はいないと思う
なんでかな
そう言えばこの物語には
『青い曼殊沙華』を探すって言うのもあったっけ
曼殊沙華は別名がたくさんあるけど
嫌われている原因の一つが?彼岸花って名前
なんとも不気味な名前だ
それに咲いている場所がお墓の近くとかって言われている
お墓だけじゃなくて田んぼの畔なんかにもあるようだけど
この近辺ではほとんど見かけない
それにしてもそんなに嫌わなくてもいいじゃないか
秋のお彼岸に咲くから彼岸花って呼ばれている
彼岸花がダメなら他の名前ならどうだろう
この花は他の花にはないくらいに多くの別名を持っている
中には恐ろしい呼び名もあるけど
曼殊沙華という名前自体が
サンスクリット語で『天界に咲く花』という意味で
おめでたい事が起きる時に天から赤い花が降って来る
そんな仏教の教えから来ているという
それに根に毒があるとはいうものの
食べる物が乏しくなった時に毒抜きをして食用に出来るために
そんな時に備えて植えたという話もある
花の絵を描く時には花から茎が伸びて途中に葉を書くけれど
この花には葉がない
葉がないというと語弊があるので正確には
花が咲く時には葉がなくて
葉がある時には花が咲かない
こういうのが正しい
それで別名に『葉みず花みず』という呼び名がある
この花が群生していたらそれは荘厳とも言えると思う
それで探してみた
日本全国に数か所の群生している場所がある
その一つが埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)
秋の彼岸の頃になると真っ赤な花が一斉に開く
写真で見るだけでも壮観だ
それと真っ赤な花の中に白い彼岸花がみられるのも不思議
こうなると探すと青い彼岸花もあるかもしれない
自分としては
葉がない茎だけがすっくと天を見上げて
そのてっぺんにひとつだけ真っ赤な花をつけている
そんな曼殊沙華に何か潔ささえ感じる
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