笹薮はあるけど竹藪はない
竹林だってない
たけのこはあるけど筍はない
たけのこ採りには行くけど筍を掘りにはいかない
ずっと筍だと思っていてそう呼んでいた
それが姫ダケと言うもので
筍とは別物だって分かったのは
ずっと後になってからのこと
姫ダケをみてこんなところに
かぐや姫が入っていたのかなんて昔話とは言え不思議だった
孟宗竹ならそれも分かる
竹を切ってそれで家の壁にしたり屋根にしたり
家具も作っていたりする
細く切って焼き網にしたりと料理に使っていたり
もっともこれらはこれはずっと暖かい地方のこと
竹は寒いところには育たないらしい
なので北国では竹林を見た事がなかった
北海道でも何か所かは竹の林があるらしいけど
そこかしこにあるわけじゃないし
観光になるほどは広くはない
北国では笹薮に分け入って細いタケノコをとる
けれどこの姫ダケもなかなか美味しい
たくさんとると下ごしらえが面倒なんだけど
食べて美味しい前にはそんなものは何だという
採りたては甘くていくらでも食べられる
あれこれと手を加えるより
茹でてほんの少しのマヨネーズでもつけたら
それで十分
時代劇で竹林の中で剣の鍛錬をしている
そんな様子があった
笹薮は鍛錬どころかかき分けないと歩けもしない
竹藪とか竹林とかって言うけど何か違うんだろうか
竹林は人の手が入って管理しているところ
竹藪は自然に育っている場所らしい
もう一つ
傘をさしたままで歩けるのが竹林なんだって
竹はたった一日でどんどん育つから
管理がたいへんらしい
それも又困ったもの
けど一度は行ってみたい竹林
コメント