私だってね

窓を全開にしたままで夕方になったら

風が冷たくて秋風みたいだった

暑いだのなんだのって文句を言わないから

もう一度あの暑さが欲しい

子どもたちがせっかく夏休みになったのに

こんな寒かったら可哀そう

ただ本州の方は相変わらずの暑さが続いているらしく

公園に行っても遊具が熱くなっていて触れないそうだ

今日は居間の中を夏仕様に変えたというのに

秋みたいになってしまった

数日後にはまた夏の暑さが戻って来るらしいけど

この気温を見ていると

つくづく

日本は南北に長い国なんだなと感じる

今の子供たちは外で遊ばずに家の中で遊ぶことが

多いと言われている

楽しいゲームがたくさんあるもの

仕方ないのかもしれない

じゃ~昔の子供たちはどうだったのかっておもいだしてみた

今に比べると外を駆け回っている事が多かった

それは四季を通してのことだ

子供だけで遊ぶと危険な事もあったのかもしれないけど

どこの子供でも見かけた大人は𠮟ったり注意をしていた

夏は真っ黒になって

冬は長靴の中に融けた雪があって歩くと音がしていた

そんな昔でもやっぱり家の中での遊びもあった

今は修学旅行でも見かけないだろうトランプ

そうして百人一首

私がこれに出会ったのは60年ほど前になる

習い事の教室でグループ分けして勝ち抜き戦をした時だ

あんなぐちゃぐちゃした字は始めて見たし

どう読むと良いのかもわからなかった

それでも最初っから戦力に組み入れられた

手持ちの札を5枚ほど並べてもらって

その分だけは守るようにって

それでも相手方の速さには負けていた

こっちの札は木製のもので

取ろうとすると木と木がぶつかって大きな音が出るし

結構遠くまで飛んで行ってしまう

札の読み方もこっちは特有の読み方らしい

下の句を読んで下の句を書いた木札をとる

しばらくやっているうちに好みの札が出て来る

好みの札だけは死守しようと一番取りやすいところに

置いたりする

そんな中で

『ひさかたの光のどけき春の日に

 しず心なく花の散るらむ』が好きだった

これを職場で言ったところ

同僚の男性が笑い声をあげて

「〇〇さんでもそういうのが好きなんだ」と言った

まあ失礼な話だ

とはいうもののさほど腹が立ったわけでもない

私だってねこういう歌もすきなんだよ

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