茄子の花と政治家

親の言葉となすびの花は千にひとつも噓がない

こう教えてくれながら

茄子の苗を植えていたのが母だ

その言葉通り茄子は花が咲くとちゃんと実をつける

ここ数年は何も植えていなかったから

とれたての茄子を食べることは出来なかった

茄子は麻婆茄子やら焼き茄子やらいろいろと食べ方がある

何と言っても油と相性が良い

何も植えていないからスーパーから買うより他がない

ところが今年はずいぶんたくさんの茄子焼きを食べた

友人が週に一回ほどとれたての野菜を届けてくれた

その中に30cmくらいの茄子があった

その茄子が火の通りが早くて

大きい割に中に種がなくて皮が薄い

焼いても簡単に皮が剥ける

『水車の会』という所の即売所で売っているようだ

市販のものと違う種類なのかと聞いてみた

ハウスで育てるとこういう茄子になるそうだ

何にせよ茄子を始めとしてとれたての野菜はそろそろ終わり

来年まではお預けだ

来年はお隣の主が小さい菜園を作ると言っていたので

そこからのおすそ分けも楽しみにしていよう

漬物用に小茄子なんかも植えてくれると嬉しいな

なにせ親の言葉となすびの花は…だもの

こう考えると

嘘ばかり言っている政治家はなすびの花より劣るって事になる

嘘どころか悪い事をしてもほっかぶりをして

雲隠れをしたり現れても無言の行で

みんなが忘れるころをただただ待っている

まるで皮が厚くなりすぎた茄子みたいだ

似ても焼いても食えない

もっとも茄子の方は何とかして食べることはできるから

やっぱり茄子より劣っている

そして果ては答弁を部下にまかせっきり

そういう輩が後になって悪い事は全て部下の責任にするんだろう

長い歴史を見ても部下に責任をかぶせたなんて例は

いくらでもあるのに

ジューシーな焼き茄子を食べながらそんな事を考えていた

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