中華まんじゅう

寒くなってくるとコンビニのレジ横にあるケースが気になる

色々な中華まんがホカホカと並んでいるからだ

これが中華まんじゅうだって知ったのは

まさにコンビニのレジ横だった

自分たちの知っている中華まんじゅうとは別物

長いこと中華まんじゅうはいまでいうところの

スイーツの事だって思っていた

通夜や葬儀の時の折り詰めに

黒飯と呼ぶ小豆飯と中華まんじゅうがついてくる

外側はどら焼きの皮みたいで

中にはこし餡がびっしりと詰まっている

大きさは20センチほどで一見は魚にも見えるかも

しれない

1人では食べきれなくて

いくつかに分けてみんなで食べたものだ

一度

店舗のショーウインドに

40センチくらいの中華まんじゅうを見つけて

思わず購入して父へのお土産にした

お酒にめっぽう弱い父は

甘いものが大好きで

それでいて全体にスリムだった

お土産をご馳走さんって受け取ったけど

あとで包みを開いて驚いたそうだ

魚と思っていたのに中華まんじゅうだった

大きさに驚いて毎食後に少しづつ食べると言っていた

あんなに甘いものが好きでもスリムな体型だった父

そんな羨ましい体質は受け取れなかった見えて

どんどんと増えていく自分

それでもやめられないスイーツ

どうしてくれようか

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