パピーミル②

2018年に福井県内の動物販売業者が、動物虐待罪で

刑事告発されたが不起訴になっている。

ここは狭いスペースの中に400匹近くの犬や猫を過密飼育して

酷い環境で繁殖を繰り返してきたところだ。

テレビでも放映されて、すし詰め状態で飼育されている子犬に

ひどすぎるという意見がたくさんあったけど、

不起訴になっている。

一般の人たちがおかしい、酷いと言っているのに、これを調べた

専門家が立証は難しいと言い、不起訴になったなんて

それこそがおかしい。

映像で見ても、コンクリートの長方形の入り口もない入れ物の中に

様々な犬種がすし詰めになっていた。

床は鉄製の格子になっていて、糞尿はホースで洗い流していた。

不思議な事に大きな犬舎?も小さなものも、コンクリートの壁に

囲まれているだけで、入り口も窓もない。

ここは酷い環境だという事で起訴されているが、調べて行くと

もっとひどいところもある。

荷物のように積まれたケージの中に、犬猫がいる。

子犬も仔猫も、人気のある種類と言うのがあって、

毎年ランキングにもなり

人気のある種類の犬猫は、産ませられるだけ産ませる。

過剰になろうといくらでも引き取り手はいる。

繁殖用の親は、糞尿にまみれていようが毛玉が出来ていようが

年に何回も繁殖させられる。

自然繁殖が難しい種類は人口受精になるが、その方法は

『閲覧注意』の文字と共に映像になっている。

その人工授精の映像を出したブリーダーさんは、良心的

にしているという自負の元に出したようだけど

それでも酷いものだった。

そうやって妊娠と出産を繰り返して、繁殖が出来なくなると

3年前までは『ドリームボックス』行きになった。

業者からの殺処分依頼は断って良いという事になってからは

『引き取りや』という不思議な業種が出来て、

業者からいくらかの金額を受け取って引き取って行く。

仔犬と繁殖犬の行先がどうなっているのか。

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