お世話できる犬の数は

今月6月1日から、改正動物愛護法が施行された。

マイクロチップが義務化されたほかに、ブリーダーや

ペットショップでの、従業員一人当たりの飼育頭数が決められた。

ペットショップでは世話する人が一人当たり、今月は30頭

2年後には20頭になる。

繁殖用の犬を扱うブリーダーでは、

従業員一人あたり、今月の25頭に対して2年後には15頭になる。

この事に対してあるブリーダーさんの話がある。

2年後の15頭では子犬の産まれない月もあるので

収入がない月も出てくる、廃業をしなければならないと

話されていた。

ちょっと待ってよ。

一人で繁殖用の犬を25頭もお世話できるんだろうか。

この頭数制限については

環境省の調べで『1匹にかかる手間や時間を割り出して

一人で世話ができる限度と言うで定めた』との事だった。

25頭から15頭になったとして、一人で15頭に対して

充分なお世話ができるだろうか。

中には出産を迎える個体も出てくると、お世話はおろそかに

なると思う。

数値を出して制限したとしても

お世話がおろそかになると、15頭であっても飼育崩壊に

つながるんではないだろうか。

頭数制限は必要な事だと思うし、第一段階として良い事だと

思うけど、飼育環境の規制も必要と思う。

また、この規制では全国で約13万頭に保護が必要になるという。

そういう動物を保護する受け皿になっている保護団体も

やはり頭数制限があるという。

根本には、生き物を増やしてお金にしようとする制度

ペットショップによる子犬の生体販売があるのではないか。

フランスでは2024年から、ペットショップでの販売が禁止

になる。

日本で見るペットショップでの販売も、店舗によってさまざまだ。

狭いケージに入れられている所もあれば、広いケージで伸び伸びと

している所や

広いスペースを走り回っている所もある。

単に頭数の制限ではなくて、店舗やブリーダーの飼育環境を

チェックしたり申請したりすることが必要と思う。

今のままだと、いくら頭数制限しても破るところも

出てきそうに思う。

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