十五夜お月さん

中秋の名月って言ってもあんまりしっくりとは来ない。

子供のころから『十五夜さん』で通してきたから。

花瓶にはススキと実がついたままの栗の枝。

お月見まんじゅうと秋の果物をお皿にのせて、

それらの物を、お月様から見えるところに

飾るのが『十五夜さん』

今は一人だから、丸いお団子を作って

近所からススキを採ってきて、果物を飾って…って

考えていた去年の十五夜さん。

計画倒れに終わって早くも一年が過ぎた。

今日はススキも飾らずに、桃が二つだけ。

白いものと言えば餃子の皮。

餃子は皮だけじゃなくて中もちゃんと作って入れた。

皮を2枚張り合わせて丸くすると良かったかも。

後はお月さまにご挨拶。

外が暗くなってからすぐに出たせいか、お月さまには

会えずじまい。

せっかく雲のない空なのにね。

22時くらいに外に出て空を眺めたら、すぐ右側に

まん丸お月さんが見えたよ。

今日は満月だからか明るかった!

お月様は再生の象徴とも考えられている。

少しづつ欠けて行ってもまた太ってきて満月になるからだ。

童(わらべ)唄でもこんなのがある

 お月さんいくつ 十三ななつ

 まだとしゃ(年は)若いな

 いつも年をとらないで

 三日月になったりまん丸になったり

 年の初めの三日月様は

   (後は忘れたけど、匂うような笑顔の

    姉様の眉に似てるとかなんとか)

お月様は年をとらないで丸くなったり三日月になったり

だから、再生って言うか不老不死とも思われていたのかも。

中国では、お月さまでウサギが薬を作っているって

思われている。

お餅をつくのも、くすりを粉にするのも似ているものね。

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