閑古鳥の声

鳥の鳴き声で種類を覚えたなと思っている

覚えたら山の方や民家から聞こえる声を

もっと楽しむ事が出来そう

けど鳥の声を話題にすることは少ないのではとも思う

そう思った時に浮かんだのが『閑古鳥が鳴く』

この言い回しも今はあんまり使う事はないような気がする

けど閑古鳥ってどんな鳥だろうかって気になった

調べてみたらカッコウの事だった

人里離れたところで聞こえる声が寂しさを感じる

そんな理由だったような

同じ声でも春告げ鳥と言われるウグイスに比べると

「ホーホケキョ」という鳴き声と

「カッコウ」と言う鳴き声にそんな違いがあるとは思えない

ウグイスの方は「ホーホケキョ♪ケキョケキョ♪」って

艶があると声だとは思うけど

カッコウだってそれに負けていないと思う

ウグイスより少し低めの声で

空に優しく響いてそう寂しさは感じない

近辺では両方の声が聞こえる

カッコウもウグイスも

夏が近いのを教えてくれるし

耳にすると気持ちが穏やかになる

特に夏を待ちわびていた北国人にとっては

どちらも嬉しい鳴き声だ

ただカッコウは『カッコウの托卵』でも有名なように

あまりいい印象がないのも原因なのかもしれない

カッコウに巣を乗っ取られるホオジロやモズなんかにしてみたら

本当に迷惑では済まされないだろう

托卵って言うならホトトギスだって同じだ

他の鳥の巣に入ってそのタマゴを追い出して

替わりに自分のタマゴをおいて他の鳥に育てさせる

とんでもないというか

なんてこったの状態だ

なんにせよカッコウだけが悪評にさらされているのは

どうも納得できない

自分としては閑古鳥なんて思わない

カッコウはカッコウ

それでいい

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