美術品からブタまで

ロシアによるウクライナからの盗難は今までも言われてきた。

食べ物や酒類、家畜のブタやペット、動物園の動物。

民家から貴重品はもちろんの事、家具や電化製品、中でも

目立って盗まれるのが洗濯機と冷蔵庫のようだ。

最近はトイレの便器も多く盗んでいくみたいで、なぜか

トイレの水タンクも持って行かれている。

洗濯機は自動で洗濯をしてくれる便利な物というのか。

トイレの便器はどういう理由なのかは分からないが

便器だけでは水は出ないと分かったから、タンクももって

行こうとしたんだろうか。

その昔、台湾に入った中国軍の兵士が、水道の蛇口を盗み

壁に取り付けたけど水が出なかった、それと似た理由なのか。

そうであれば、滑稽と言うより可哀そうと言う思いが多い。

侵略後から長く占領していたへルソンから、ロシア軍が撤退した。

他の土地と同じように、めぼしい物は、これまた盗んだ車に

乗せて略奪していった。

へルソンの博物館からの略奪被害が大きいという。

ただ、この美術館は略奪が行われた4つの文化施設の一つで

へルソン州立美術館、聖カテリーナ大聖堂、

へルソン州国立公文書館からの略奪もあった。

美術館では、被害や盗難の状況についてまとめようと

しているけど膨大な量だ。

展示してあったガラスケースは粉々に割られて、棚にも何も

なくなっている。

館長代理の女性は、

「これを見た時、怖ろしいほどの衝撃を受けた」と記者に

語っていたそうだ。

自国の文化、偉大なロシアを言うのであれば、美術品などに

こんな残虐な行為は出来ないと思う。

美しいものを美しいと思う感性があったら出来ない事だ。

この美術館の前任者は、ウクライナがへルソンに向かっている時に

ロシアに逃げたたらしいので、その人がロシアに協力した疑いが

あると、館長代理の女性は予想している。

持ち出すときには、70人位の集団が、ロシア兵が見張る中を

3台のトラックで運び去ったが、どこに持ち去られたのかは

わからないが、

ウクライナメディアによると、クリミア半島で展示されていると

言っている。

ロシアの言い分としては、美術品が攻撃で破壊されるのを防ぐ

為に、あらかじめ他へ移している、という事らしい。

理由をつけるのと嘘の上手いお国柄が露見した。

クリスマスにあったへルソンへの爆撃は、ウクライナのやった

事とロシアは報じている。

開いた口がふさがらないという言葉に、これほど

ぴったりな事柄があるだろうか。

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