大みそかに思う事

とうとう大みそかになってしまった。

先送りが大得意の私は、ようやく昨日お掃除を済ませた。

今年は本当に酷い事件が起きている。

まさか、と思ったほど突然のウクライナへの侵略だ。

今たくさんの人たちが日本に避難してきている。

戦争が終わったらウクライナに帰りたいって言っていたけど

今の状況では全く先が見えない。

子供づれで避難してきた人や、10代の子供だけで避難して

来ている人。

若い女の子だけで避難させた親の気持ちを考えると

心配だろうと思うのはもちろん、何とも表現できない思いで

心の中はいっぱいだ。

それに親や兄弟と離れて見知らぬ国へ来た人も不安で

いっぱいだろう。

就学前の幼い子供が「警報が鳴るんだ」「ミサイルが…」

など当たり前のように話すのを聞くと、心が痛い。

家族を置いて避難せざるを得なかった人たちがほとんどだ。

ウクライナの国土の中でも爆撃を避けて、あちこちに

移動しながら避難している。

長年暮らした家や、慣れ親しんだ物を置いての避難だ。

最近ウクライナから避難してきた人がいる。

やはり、国の中をあちこち移動していたけど

ロシアの攻撃は無差別で、国土全体に及んでいる。

自分の乗ったバスの次に出発したバスが被害に遭ったという。

今の時代に他国への侵攻があるなんて思いもよらなかった。

その侵攻の理由も、理不尽極まりないものだ。

攻撃目標も民間施設や民間人に、これも又、こじつけ

と思える理由をつけている。

昨年のクリスマスや年末には、ウクライナがこんな状況に

なるなんて考えられなかった。

と言うより、今の世の中でこんな事をする国があるなんて

信じられなかった。

その国がロシアと分かり、なぜか心の隅で納得している

自分もあった。

日本も同じような目に遭っているからだ。

ウクライナの人達は2月24日の早朝に爆撃の音で

目が覚めたそうだけど、正に悪夢とも思ってもう一度

眠ろうと思った人もいたそうだ。

大みそかまでには、いやクリスマスまでには

終わるだろうと思っていた戦争。

こんなに長く続いて終わる兆しが見えない。

ロシアの要望は変わらず、ロシアが(勝手に)住民投票で

領土とした4州をロシア領土と認める事。

クリミアもロシア領土と認める。

ウクライナの武力の放棄。

国民のロシア化。

何とも勝手な要望を突き付けて、ウクライナが交渉に

応じないのが悪いなんて言っている。

まさにならず者国家といわれても仕方ないよ。

いつどこにミサイルを落とされて、いつどうなるか

分からない中でのウクライナの人達は毎日が恐怖だろう。

けど、ロシアの横暴には負けないで欲しい。

来年は良い歳になるように、世界が応援している。

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