昔の海外旅行

今は、若い方も連休だとかで海外へ行くのが当たり前に

なっているけど、私の若い頃は外国に行くって言うのは

ある意味でかなう事のない夢みたいなものだった。

今、1ドルが140円とかって言われているけど

60年くらい前には1ドルって言ったら360円、

考えると、給料が少ないのに360円で1ドルなんてね

だから海外に行くなんて庶民には無理だった。

その頃かな、テレビで『兼高かおる世界の旅』って言う番組があって

世界中を旅して、それを紹介するのをワクワクしながら

見ていたんだ。

だから、いまこうして誰でもが気軽に海外に行けるって

言うのがすごい驚き。

修学旅行にしても、高校あたりだと海外に行くところも

多くなったみたいだね。

日本の事も知らないのに海外なんてって思ったけど

いまは、日本国内より海外の方が安価で行けるみたいだね。

もっとも、ハワイは酷く物価が高くなっているらしいから

簡単には行かれないね。

海外旅行の幕開けとなった1960年代には、旅行代金は

超がつくほどの高額だったから、一部の富裕層くらいかな

海外に行けたのは。

JTBがハワイ9日間って企画を立てた時の旅行代金は、

当時の国家公務員(大卒)の初任給1万9100円の19倍の

36万4000円だったってさ。

これ、今の物価に換算すると、ハワイツアーは400万円だって。

驚いてしまう。

だからテレビで見て、外国に行った気分になるしかないさ。

いまだと行先さえ考えたら、海外旅行も週末を使って

行けるし、若い人でも行けるよね。

あんなに遠かった外国が、外国じゃなくて近くの国になった。

だからね、よその国に攻め込んだりしたらいけないよ。

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