天草で作るところてん

ところてんが食べたくなったけど売っていない

あれは夏の食べ物なんだろうか

冬だって家の中でアイスを食べるのが北海道の常識

ところてんだっていつでも売っていて良いんじゃないの

子供の頃に田舎に行くとところてんがあった

なんであんなもの食べるんだろうなんて思ってた

ばあちゃんは「てん、作ったから」って

ニコニコして出してくれたけど好きじゃなかった

ポツンと孤立したような集落だから

子供のおやつって言っても売ってなかったんだろうね

なので手作りのおやつを色々と作って

待っていてくれた

ばあちゃんって言っても私にとってはひいばあちゃん

本当のばあちゃんは早くに亡くなっていた

ばあちゃんが生きていたら117歳

ひいばあちゃんが生きていたら140歳くらいになるのか

私の子供の頃でも

ひいばあちゃんは今のわたしよりいくらか若いくらいの年

それなのにずいぶんと働き者だったような記憶がある

指の関節は曲がっていたからそうなるまでには

痛かっただろう事が分かる

そんな手で海から天草を採ってきてところてんを作る

朝から晩まで怠け者と化している私は恥ずかしいよ

乾燥ところてんから作ると美味しいんだろうけどね

そういう面倒な事は嫌いだもの

食べたいけど作らないよ

年末にはしかになった時には

『はしか』の時にもち米を食べると痕になって残るって

粟でお餅を作って送ってくれたっけ

粟で作ったお餅はもち米と違ってあまり伸びない

けど黄色くて可愛い色をしてる

作れないのに作ってみたいなんて思ったりしている

天草は採れないし粟って売ってるのかな

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