あの暑さはどこにいったのやら。
夜になっても、窓を開けているとちょうど良い肌心地。
風もないから、カーテンもほとんど揺れない。
昨日まで聞こえていた虫の声も、今夜は聞こえない。
静かな秋の夜と言ってもいいだろう。
本当に、北海道はお盆が過ぎたら秋。
暑い時は、暑いからと家にこもっていたが
涼しくなったらなったで、家にこもっている。
外に出るのが億劫になってしまった自分が見える。
膝の痛みが完全に良くなっていないせいもあるだろう。
やっぱり、あまり立ったり座ったりを繰り返すと
ぶり返してしまうようだ。
今は、ほとんど動かずに、膝の機嫌をみながら
屈伸をしている。
正座が出来なくなったせいか、足関節の伸びが
悪くなったようなので、足関節も伸ばすようにしている。
立ち上がりも、手で支えながら立っているが、
手の関節も痛いので、体重をかけられない。
秋のうちに治しておかないと。
だって、冬になったら雪かきがあるもの。
わたしも、人間として秋になったのかな。
そういえば、中国の五行思想は冬の玄冬から始まって、
春の青春、夏の朱夏、最後は秋の白秋を老年期として、
人として穏やかなたたずまいをみせ、人生の実りを楽しむ
期間となっていたようだ。
詩人の北原白秋も、これらから白秋というペンネームに
にしたと聞いた。
秋になった私も、穏やかなたたずまいで、己が人生の
実りを楽しもう。
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