海水浴ではテントを張ってBBQ

隣の孫たちや私の孫たちは海に行く時には

必ず小さなテントを持参する

片手でポンと開くことが出来てサッと畳める

そんなテントだ

ドラゴンボールに出てくる『ホイポイカプセル』とまでは

行かないけれど簡単なテントで

暑い日差しや風をよけるには十分だ

近くの海水浴場には当然のようにテントを張っても

良いですよってエリアがある

夏になるとそのエリアにたくさんのテントがあって

テントを支えるロープがあちこちで交差しているので

歩く時は足元を見ながら歩かないと

ロープに足を引っ掻けてしまう

こんな光景が当たり前だと思っていた

けど海水浴場にテントを張るのは地域性のもの

だったようだ

そんな事を知ったのはつい最近

北海道に移住してきた人がその光景を見て驚いたそうだ

テントを張るようになったのは

いつの頃からだったのかは分からない

私の子供の頃にはそういう事はなかった

写真を見てもせいぜい頭にタオルをかぶるくらい

今考えると恐ろしい事なんだけど

子供だけで海水浴に行っていた

大体の所が中学生に小学生がついて行く

私も中学生の頃に小学校低学年の弟を連れて

泳ぎに行った

持ち物は水筒と飴玉とタオルとおにぎり

山をひとつ超えたところにあるその場所は

水がとっても綺麗なところだった

近くに泳ぎに行ける場所は何か所もあったけど

汗をかきかき山越えしてそこに行ってた

いま孫たちがそういう所に行くって言ったら

絶対に阻止する

今の世の中では考えるだけでも恐ろしい事だ

なので近くの海水浴場でテントを張って

夜にはBBQなんて親にとっても子供にとっても

友達同士でも泳ぐだけより楽しいと思う

夕ご飯のあと波打ち際のあたりで花火で楽しんでいる

ただこんな穏やかなキャンプ場になるまでは

いろんなことがあった

周囲の人達にお構いなしに夜中まで大騒ぎする人達

道路を歩きながら奇声を上げる人達

民家の窓からロケット花火を投げ入れる人達

近所から焚き火の為の木材を盗む人

我が家も結構な被害に遭っていた

暑い中を一晩中見回りをしたりしていた

臨時派出所のお巡りさんたちのご苦労のおかげで

今は静かな穏やかな場所になった

こんな場所だからBBQも楽しめる

これから秋になり冬になって

厳しい日本海の顔が見えて来るけど

夏にはまた海水浴場が開く

キャンプを兼ねた海水浴場

他の地域から見たら少し不思議な海水浴場

それが私の住む限界集落

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