高齢者は労働意欲がある?

日本の高齢者は労働意欲があるので

高齢になっても働いている

なんてふざけた事を言っている総理候補がいる

それに高齢者はため込んでいるから年金は80歳からに

すると良い

本当に好きで働いていると思っているらしい

農家の人が70歳過ぎても働いているというのが

そういう理由の一つになっている

農家の人とひとくくりで言うのも可笑しいとは思うけど

自分が知っている農家の人は跡取りがいないから

仕方なしに仕事を続けている

働いている高齢者は大体のところが

働かないとならないから働いている

こんな事は街を行く人に聞いてみた調査でわかること

国民年金制度の始まりは『労働者年金保険制度』として

男子労働者を被保険者創設された

その後は紆余曲折を経て昭和36年に国民皆年金になった

知人がこう言っていた

「年金が始まってウチの父さんがみんなの所に回ったのさ

 今かけておくと年取った時に楽できるって」

そうやって年金の事が世の中に浸透していないころから

説明して回ったという

「あと一年で年金がもらえるって時に父さん〇んだのさ

 一銭ももらえずにさ」

この方の夫は文字通りにかけ損だった

貰う前に〇くなった人や

貰ってすぐに〇くなった人はどれだけいたんだろう

その人たちの掛け金はどこかに消えた事になる

当初は政府が掛け金を上手に運用して受給するときに

配当するという考え方だった

いつの間にか若い人のかけたお金で高齢者を養うっていう

構図になっていた

まるで高齢者が若者から搾取しているみたいに

なんだか年金受給年齢になって年金を貰うのが

悪い事のように思われるようになったようだ

年金の運用なんて今になっては言う議員はいない

運用どころか「黙っていても入ってくるお金」

そう言ってはばからなかった時代がある

(○○省で話した内容が外に漏れた事がある

 自分もそれを聞いたけどいつ間にか消えてしまった)

黙っていても入ってくるお金で

あちこちに行き止まりの不要な道路を作って

人が行かない山奥に橋をかけて

誰も行かれないようなところに豪華な保養施設を作った

この保養施設が二束三文で売りに出されたのも

覚えている人は少なくなってきたと思う

腹立たしく思っていた自分も忘れてしまう所だった

そんな時に高齢者は労働意欲が…とか

お金を貯めこんでいるから年金の給付は80歳から…

なんて事を聞いてまた思い出してしまった

いつまで働かせるつもりなんだろう

何か恐ろしい気持ちになって来た

〇くなった母が良く言っていた

 年取って病院にかかると

 若い人に悪いからなるべく病院に行かない

みんながこんな事を思うような世の中って

すごく嫌だ

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