同じ迷子でも
迷子になってみたというと自分からなったみたいで
少しだけ気分が前向きになる
今週の初めころにセリアに行った
そこは田舎の商業施設の中のフロアの一角にある
そこで迷子になってしまった
もともと高度方向音痴と言うか絶対方向音痴というか
そんな呼び方がピッタリなわたしだった
何年も通った職場へ行くのに反対方向に向かって
車を走らせたり
職場の中の廊下で迷子になったりと
まるで冗談みたいに簡単に迷子になってしまう
そのせいでどこへ行くにも
あらかじめ迷子になる時間を入れて余裕をもっている
迷子になるから方向が分からなくなるのか
方向が分からなくなるから迷子になるのか
自分でもよくわからない
迷子になった時の対処方法として
あちこち歩き回らないで元の場所に戻りましょう
なんて書いてあるのを見たけど
元の場所が分からないから迷子になるんで
そう簡単に言われても困るだけだ
空間識別能力に欠けているとも言われるけど
どんな高尚な言葉で言われようと迷子は迷子
娘の所で夜に買い物に出かけて
ゆっくり徒歩でも10分かからない場所に行って
帰りに迷子になり雪まみれで鼻水流して
一時間ほどもさ迷った事がある
ぼたぼた降る雪の中で見えるのは
雪で紗がかかったような信号の色
他には人っ子一人いない
もう異次元に迷い込んだのかと思ったくらい
迷う原因を自分なりに分析してみた
ちょっと違う道があると行ってみたい気持ちになって
そっちに向かって歩いてしまう
角を2回曲がったらもう迷子だ
同じ道を行くと良いのだけど
同じ道だと思って行っても
まるきりの別方向と言う事もよくある
だから違う道に入り込まないのがまずは一番
商業施設での迷子なんて道路も何もないから
迷う事もないはずなのに
意外と迷う事を楽しんでいるのかもしれない
そんな私はRPGゲームが大好きで
ゲーム上の地図でもダンジョンでも迷子になっているのは
言うまでもないけど
それが又楽しいのだ
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