ひとりごと

あ~困った!

どうしよう!どうしよう!

床にあおむけに寝たまま、頭の中はぐるぐる状態。

いつまでこうしていようか。

いつまでこうしていたら良いんだろう、困った!

不注意か、過信か。

それは突然に起きた。

少し前に食べたプルーンの種を捨てようと立ち上がった時、

右足の膝が曲がらなくなって、足の指を引掛けてしまった。

そのまま前に倒れこんで、痛い右膝をしたたかに床にぶつけてしまった。

息がぐっと詰まるような痛みで、多分血圧も急上昇しただろう。

立ち上がる事はおろか、足を動かすことも出来ない。

どうしようもならずに、そのまま床に頭をつけて寝てしまったと言う訳だ。

ケータイのある所までまでは2メートルあまり。

何にせよ、ケータイが遠いのだから、どこにも連絡は出来ない。

10分位も経っただろうか、ようやく痛みがいくらか引いて行った。

そのまま、頭を起こしてお尻でずれるようにしてPCの前までゆっくりと移動。

薄っぺらい座布団が、やけに高く感じて、お尻を乗せるまでに時間を要す。

これが、昨夜の23時くらいの出来事。

なんで痛い方をぶつけてしまったんだろう。

近くで、床に転がったプルーンの種が、どうするの?というように見ている。

というより、私が見ていたんだけど。

昨日は朝から膝の痛みが強くて、いつも午後には良くなるのが収まらなかった。

そのせいかな。

薬を飲んで、自分の右足を手で持ちあげて布団に移った。

今朝起きたら、あれ?いつもより調子が良いぞ!

ぶつけたせいで、膝の水がどこかに移動したのかな。

これなら、何かを作り置きできそう。

午後まで様子をみてから、近くのコンビニに出かけた。

おっ!本当に調子が良い!

けど、道路で転んだら大変だ、ゆっくりゆっくり歩いて目指すコンビニへ。

人も歩いていない、車がゴーと音を立てて走っているだけ。

あたまの中は、「ウナギか天ぷらか」って事だけ(わたしは本当のおバカ)

小樽散策のお昼に、ウナギを食べようか天ぷらを食べようかと考え

ながら歩いていたのだ。

そんな事を考えながら歩くと、あっという間に目的地に着くから。

途中で、手押し車を押した小さなおばあちゃんに出会った。

B「昨日ね、庭の草むしりをしたら、ここが(太ももの後ろ)痛くて。

何にもしないでいたらダメだと思って散歩に出てきたの」

手押し車に体重をかけるように、歩幅はおそらく10センチかと

思うような足取りで、それはそれはゆっくりとあるいてる。

これから進もうとする道は、荒い砂利道。

いつもは「ここ」?2周するけど、今日は1週にしようと思う。

明日は病院に行く日だから、歩けないと困るから散歩に出たの。

て事を話してくるので、痛い時は休んでいた方が良いですよ、

運動は、家で椅子に腰かけてした方が良いですよ、と話した。

私は「今のおばあちゃん」だけど、「昔のおばあちゃん」って、痛くても

歩けなくなったら…って、頑張って歩いている人が多いような気がする。

外を歩かなくても、家の中で運動していたら良いと思うんだけど。

しばらく話していたら、おばあちゃん、

「あのう、わたし、どこのどなたさんか分からないでしゃべっていたんです」

私もどこの方かわからないでお話していたんですよ。

そこで初めて自己紹介をして別れたのでした。

駅やバス停でお年寄りに話しかけられる事はしばしばある。

明らかに認知症のお年寄りが多い。

駅前のバスターミナルで、片手を握りしめてうろうろしていたおばあちゃま。

「これで、温泉に行きたいけど…」と手を開いて見せてくれる。

温泉に入りたいの?と聞くと、「さあ…」と首をかしげる。

近くの交番へ一緒に行ったら、お巡りさんったら

「名前は」「住所は」「どこから来たの」と事情聴取のように高圧的。

不安そうに、答えられずにおろおろしている。

お財布を見せてもらったらレシートがあったから、そこの交番か民生委員に

連絡してもらった。

親類に連絡がついてきてくれるとの事。

時々、どこかに行ってしまうらしい。

高速のバス停でバス待ちしていたら、おじいちゃまが、「バス、いつ

来るんでしょうね」そのバス停からは行かれないところが目的地。

少し話を聞いたら、やっぱり迷っていたみたい。

警察に保護してもらったけど、こんなんでバスを何本見送ったか。

バスの中で、突然、半分に割ったアイスモナカをを勧められたり、

待合所の中で、これから行こうとしている場所から始まって、

ご主人とのなれそめを聞かされたこともある。

本当はね、見ず知らずの私に、そんな話をしちゃいけないんですよ。

うんうんって聞く私も悪いのかな。

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