10月1日

雪が残っていた春には早く木々が芽吹いてと願い

周りが緑でいっぱいになったら

夏の日差しを待ち望んで

今年の暑さはひときわだねなんて言いながら

あっという間に北国の夏は秋に突入

今はもう暑いのか寒いのか分からないくらい

一日で気温が変わる

今日から10月

これは秋なんだろうか夏の終わりなんだろうか

何にしろ朝は寒さを感じて暖房が必要

この10月は別の呼び名で神無月

これ旧暦の10月を言う和風の名前

この月に全国の神様たちが一斉に出雲大社に集結するので

神様が留守になって神無月と言われた

反対に神様たちが集まる出雲は神在月(かみありづき)という

初めて神無月と言う言葉を聞いた時には

普段は信じていない神様なのに

みんなお出かけするなんて

いくらか不安に思ったものだ

なにせ八百万の神様がいると言われる日本

自分の周りにも自然の中にもいる神様が

みんなお出かけする

留守になった家はどうするんだって

アニメで『鬼灯の冷徹』というのがある

あの世をコミカルにそして悪人にはシビアに罰を

そんなところを監督している鬼灯(ほおづき)さんという

閻魔大王の補佐官のお話だ

そこでも神無月の事が描かれていた

神様だけでなく閻魔大王も出雲に出かけるらしい

仰々しい集まりじゃなくて

単に一年忙しかった神様をねぎらう宴会のようなもの

縁結びの神様もいるけど

酔って結んだ縁だからとんでもない事もおきる

『神無月』と『神在月』

他の月ももちろん和名がある

こんな時につくづく日本って良いなって思う

学校の給食で頂きますとごちそうさまを言うのはおかしい

そんなクレームを入れた父兄がいた

どっちも籾撒きから自分たちの口に入るまで過程に

携わったすべての人達への敬意だと思う

茶碗に着いた米を一粒残さず食べる事に対して

貧乏くさいといった議論もある

お米一粒には88の手間がかかっているし神様が宿っている

昔の人はそう考えて米という字をあてたと聞いた

教えられなくても日本人は

子供のころから感謝を持ってる

そんな感性を忘れないで持っていたいものだと思うし

次の世代にも伝えていきたい

日本は夜に女性が一人で歩いても安全な国だと

世界で言われているし

子供が一人で学校に通っても安全だと言われている

周りすべてではないにしても

周囲が見ているからできる事だろう

いつまでもそんな日本でいて欲しい

神無月に思ったわたしだった

コメント

タイトルとURLをコピーしました