貸本屋

ここ数日の寒さで夏の暑さをすっかりと忘れてしまった

これもやっぱり喉もと過ぎたらなんとやらなんだろうか

今年の夏は北海道と言えど気温が30℃超え

高い気温と湿度で早朝でもめまいがしそうだった

寒さに弱いけど暑いのにも弱い

漫画パタリロの住む国みたいに

常春の気候なら良いのになんて思ったことがあるけど

夏の暑さがあるから秋の爽やかさにホッとして

冬の寒さと雪があるから春が待ち遠しく感じる

ほんの短い夏に暑い暑いと言いながら秋を焦がれる

やっぱり四季のハッキリしている北海道は良い

この夏の30℃超えの暑さの中

我が一族の1人はさらに暑い本州に一人旅に行った

水木しげる先生のお墓参りに行って来たよとか

猫娘とねずみ男たちの神社に行って来たなど

写真と共に送ってきた

貸自転車と歩きでずっと移動していたらしい

水木しげる先生と言うと

紙芝居に始まって次に貸本の漫画を描いていたそうだ

そう言えば昔は貸本屋さんって言うのがあったな

私の育った家からは道路1本渡っただけで貸本屋があった

少し前まであったレンタルビデオみたいなもの

母と自分の本を借りにずいぶん通ったものだ

本屋さんと比べると間口は狭いし

小さい店の中に本棚が立ちふさがるように置いてあって

ずいぶんたくさんの本があった

続きをちゃんと仕入れてくれて

入り口横に『入荷しました』なんて貼り紙があった

図書館の貸し出しに似てはいるけど

それよりはもっと身近な物だった

貸本屋さんが仕入れてそれを貸し出して

本を修理しながら又貸し出す

本はもとより紙を粗末に扱わない

そんな貸本屋さんがなんだか懐かしい

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