イチゴの室内栽培

今年は、イチゴの室内栽培に挑戦しようと思っているんだ。

ず~と前に、庭に植えたイチゴが毎年のように増えて行くから

室内なら栽培が楽かななんて軽く考えていたんだけど、これが

大きな間違いだった。

イチゴを露地栽培していると、あんまり構わなくても実がなる

んだけどね、烏との攻防がたいへんなんだ。

せっかく実がなった頃に、烏がジッと見張っていていきなり低

空飛行で身を盗っていくんだ。

ネットをかけたり、烏が嫌がるって言うキラキラしたひもを流

したりしたんだけど、烏って頭が良いでしょ?

あんまり効果がなかったのね。

それにね、あんまりしっかりと防御すると、烏に恨まれて攻撃

されるって事も考えられる。

そんな訳で、今年は室内栽培に切り替えようと思ったのさ。

うちの周りはまだ雪が残っているから、路地栽培は無理なの。

といっても、苗を売り出すのは4月中頃から末位。

まだ寒いから、カバーをかけたりがたいへん。

だから、GWが終わったらなんて考えていた去年は、もう苗は

売り切れていた。

それで、今年は早めに苗とイチゴ用の土を注文したんだ。

植える時はランナーっていうツルを奥側にして植えるとか、苗

の真ん中にあるクラウンって言うのに、土をかぶせないとか

ってのは調べたんだけど。

一つ忘れていたのが、イチゴの受粉の事。

路地栽培だと、ハチや虫が受粉してくれるけど、室内だと自分

でしなくちゃならない。

花が咲いたら、花びらが落ちる前に受粉するんだってさ。

耳かきのフワフワの所で優しく優しく、花弁をなでて受粉させ

るんだって。

なんだか大変な事になりそうだよ。

まぁいいか、時間はたくさんあるしさ。

イチゴの種類もたくさんあるんだけど、今年買ったのは四季な

りって言う、一年に何回かなるもの。

一回しかならない方が甘いらしいから迷った。

今回のは、糖度がすごく高い『甘イチゴ』っていうもの。

とりあえず、二つ植えてみてから別のを購入の予定さ。

窓辺に置くように場所も決めたから、後は植えるだけ。

友人の家がイチゴ農家だったから、もっと詳しく聞いておくと

良かったな。

いつも大きな箱に大量のイチゴを貰うだけだったからさ。

ネットでイチゴの受粉を調べた時に出てきたのが、室内でイチ

ゴばかり育てている人。

花じゃなくても、イチゴも良いよね。

美味しい美味しいって食べるだけじゃなくて、イチゴの種を採

って植えてみようと思っている。

イチゴの実って、本当はあのブツブツした種みたいなところな

んだよね。

大きいイチゴを買ったら、食べるだけじゃなくて植えてみよう

と考えている。

窓辺がイチゴでいっぱいになったら…なんて、考えるだけで楽

しい!

よし、イチゴの室内栽培を頑張る。

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