ロシアが海まで破壊

マリウポリ製鉄所の海岸線が緑色に染まっている。

ロシアの攻撃で、硫化水素のタンクが破壊されて

海に流出したのが原因だ。

それはグーグルアースでもはっきりと見えるほどの量だ。

まるで、大きな傷口から流れ出た膿のようだ。

硫化水素は、温泉街なんかで臭うなじみ深い匂いだ。

普段は硫黄の匂いと言っているけど、実際には硫化水素の匂いで、

硫黄の匂いではない。

温泉街でその匂いを嗅いでも、人体への影響はない。

けど、高濃度になると強い作用を与え、呼吸困難などに陥る。

海に流れ込む事で、近辺の動植物が〇に絶えてしまうという。

早く対策をしなければ、アゾフ海から黒海、地中海に流れ込み

世界的な災害になる恐れがあると、マリウポリの市長が危険性を

強く訴えている。

ロシアは、伝家の宝刀を振りかざし『マリウポリはロシアの領土』

と言い、ロシア化を目論んでいる。

マリウポリがロシアに併合された後は、巨大な観光地にしようと

いう構想だ。

豊かな緑と美しい街並み、そして海。

観光地としては最適だろう。

1人の写真家が、戦争前と後の比較写真を発表して、ロシアが

何をしたのかを人々に問うている。

ロシアが欲した美しいマリウポリは、破壊され見る影もない。

観光地化という自分たちの構想を自ら破壊した。

自分たちの行いでとんでもない災厄をこの都市に与えてしまった事に、

ロシアは気づいているのか。

また、市長が懸念している事は他にもある。

ロシアは侵攻後、2万人ものマリウポリの住民を虐殺した。

その事実を隠蔽すために、そこかしこに埋めたという。

夏に向かい、気温が上がるにつれそれらのご遺体が腐敗して

感染症がまん延するのではないかと言う。

単に懸念というよりは充分に起こりえる事だ。

美しいロシアの町をミサイルで蹂躙して、人々を虐殺して、その人達

の持ち物を略奪した。

ロシアが、自分たちのした事をどう取り繕うと

世界中が知っている。

これ以上の事はしないで国に帰りなさい。

みんな、家に帰りなさい。

花を植えて、みんなでテーブルを囲もう。

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