聴香って言葉は聞いた事があったけど
深くは考えなかった。
だってね、精油を焚いて部屋に香りを広げたり
お線香を立てたりを日常でしていたから。
精油は種類によっては呼吸器に良いものや、
抗菌に役立つものがある。
うちにいたフレブルのちゃーに良いようなんで
精油を焚いたりお風呂に入れたりしていたんで
自分も聴香の一部分くらいはやっていたつもりだった。
お香も精油も気持ちを落ち着かせる効能がある。
精油に至っては、本当に様々な効果がある。
お香について調べてみた。
なんで『香を聴く』って言うんだろう。
香を嗅ぐではなくて、聴くというのは
聴くの中に心が入っている事から
心に響く香り、安らげる香りと言う事らしい。
また、意識を集中してどんな香りか脳内で答えを探すために
心が香りを聞き取っている、香りを聞く
聞香(もんこう)と言われているとの事だ。
茶道や華道は広く知られているけど
香道はあまり知られていないようだ。
それでも、古くからの日本の伝統芸能のひとつだ。
元々は飛鳥時代に仏様の祈りの香りとして日本に伝わった
ものが、平安時代には遊びの香りとして発展した。
けど、香木の歴史と言ってよければ、『日本書紀』に
その記述があるようだ。
推古3年(595年)淡路島に一本の流木が流れ着いた。
それを薪にしようと火をつけたところ、
素晴らしい香りが立ち上ったので、慌てて火を消して
時の女帝である推古天皇に献上したところ
そばに居た摂政聖徳太子が、この木は奇跡の木
『沈香』だと言ったそうだ。
(後代の聖徳太子伝暦より)
あまり外に出られない今、
家で香を聴くのも良いかも知れない。
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