ロシア 子供の誘拐と強制移住

先日、こんな動画を観た。

ロシアに誘拐されていた子供が、母親の元に帰って来た。

子供の誘拐はロシアの侵攻直後から言われてきた。

2月24日の侵攻時、遊びに行った兄弟の数名がロシアに

誘拐されそのまま連れ去られた。

長男が持っていた携帯電話で母親に連絡して発覚した。

その長男の話しだと、母親が〇んだので兄弟全員がロシア人の

養子にされてしまうという。

それから母親は、子供の連れ去り先を血眼で探したのは

言うまでもない。

3月21日では東部2州から2389人の子供が

ロシアに連れ去られている。

それからひと月も経たないうちの4月10日には

ウクライナ最高会議人権担当から12万人以上の子供が

連れ去られたと発表された。

いま、へルソンからロシア本土かクリミアへの

避難が呼びかけられている。

ウクライナからの攻撃で危険だというのがその理由だ。

それが上手くいかないのかどうか、ロシアの意向は

定かではないが、今度は子供だけがクリミアに連れ去られている。

この子供たちは、親ロシア派の子供だけではない。

へルソンで突然の秋休みが導入されて、子供たちが『疎開』という

名目でクリミアに連れ去られている。

東部ドンパスからは、遠足と言う名目でクリミアに連れ去られた。

この2か所で、総勢30万人とも言われている子供たちが

連れ去らており、親元には帰ってきていない。

ウクライナ全体からは、子供や大人の連れ去りと強制移住が

とんでもない数になっているのは周知の事実だ。

ウクライナの避難所から連れ去り、極東に移住させられている。

こういう強制移住は、ソ連時代から盛んに行われている。

クリミアの名前がニュースで多く上がっているが

ロシアにとってクリミアは恰好の避暑地だそうだ。

クリミアの併合では、ロシアに強制的ともいえる方法で組み入れた。

クリミアは、元々は『クリミア・ハン国』という

クリミアタタール人の国だった。

ロシアで言うタタール人とは別だ。

そのクリミアには、現在、元の住民のクリミアタタール人は

全体の20%、別の統計では12%しか居住していない。

その人たちはどこに行ったのだろう。

1944~45年に、クリミアの住民はシベリアに強制移住

させられ、他の地域に入植させられたという。

こういう強制移住は昔からロシアの、ソ連のお家芸のようだ。

なんの罪の意識もなく行っているのだろう。

ロシアを解体でも何でもして、一刻も早くウクライナ国民が

ウクライナに帰られるようにしないとならない。

ロシアに行きたい人には 、ロシアで住宅や仕事を斡旋すると

プー珍からのお達しが出た。

ロシアに行きたい人はロシアに。

そうして、ウクライナに戻りたい人は直ちにウクライナに。

ウクライナの勝利を願う。

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