子供の頃に読んだ民話にあった言葉。
『夫婦は夜明けから日暮れまで働いた』
子供心に、どれだけの時間を働いたんだろうって思った。
夜明けはおろか、朝も起きられなかった子供だから
恐ろしくも感じた。
後になって白夜と言うものがある国を知った。
そうして、極夜と言うものを知った。
一日を通して日が沈まない事を白夜、一日を通して日が昇らない
それを極夜という。
北欧諸国やバルト3国、カナダ、グリーンランド、アラスカなども
この二つの現象が起きる。
北緯・南緯66度以上の北極圏と南極圏での現象だそうだ。
極夜って言っても曇り空なんか以外には真っ暗になる事はなくて
うす暗い程度なので、極夜のピクニックを楽しむ人もいるそうだ。
白夜と極夜、どっちも経験してみたいなんて思っている。
暗くなると目がさえてしまうわたしは、どんな感じに
なるのだろうか。
白夜や極夜じゃなくても、日が昇るのが9時位で
午後の3時ころには日が沈むとしたら、夜明けから日暮れまで
働くことができるだろうね。
どうやって身体が慣れて行く事が出来るのか、考えたら
たいへんな事だって思ったけど、その国の人にとっては
当たり前の事で、色々な工夫をしているんだろう。
日本にははっきりとした四季があるけど、それにしたって
長く伸びている国土の中ではかなりの差がある。
入学シーズンの桜の花も、北海道では5月にならないと咲かない。
冬、0度だと今日はあったかいねって挨拶するけど、南の地方は
どうなんだろう。
春になったら種や苗を植えようなんて楽しみにしているけど
これも困った事が一つある。
袋の裏に書いてある、最適な種まき時期が2月~3月だとすごく困る。
その時期には一番雪が降って、一番寒くて、庭には高く積まれた
雪でいっぱいだからだ。
それをずらして4月~植えると、収穫時期には秋になってしまう。
北海道の秋は寒いよ。
そんな北海道でも、何とか上手く調節して生活している。
だから、白夜も極夜も生活に取り入れて、楽しんでいるんだろうね。
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