未確認動物の発見

気温は0度を超えている

北国民にとっては0度超えは暖かいと言える

空には灰色の雲が重くのしかかっている

なんだか気持ちも重くなるけど

その雲の上には真っ青の空があるという事を

私は知っている

   『空の中』

有川浩さん著の空の中と言う話がある

高度20000mで謎の航空事故が相次ぎ

調査に向かったパイロットが『何か』に遭遇した

海辺でクラゲを拾った男の子がそれを

家に持ち帰ったところ意思の疎通ができる事が分かる

そんな出だしから始まった物語にどんどん引き込まれ

ページが少なくなった時には終わりが来るの残念で

仕方がなかった

  『伝説上の生き物』

この地球には『伝説上の生き物』と呼ばれるものが

多数ある

伝説と言われたものが後になって発見される

そう言う例がたくさんある

  『オカピ』

動物園にいる『オカピ』も伝説の生き物だった

馬の身体にキリンの顔でシマウマ模様の足にロバの耳

こうきたらもう現地で見た事がある人がいても

本当に存在しているのかが疑われた

公式に認められたのは20世紀に入ってからだ

  『イッカク』

北極海に生息するクジラの仲間のイッカクもまた

19世紀に入るまでは伝説の生き物だったようだ

長い牙のようなものがが頭部から突き出している

  『ゴリラ』

森林にすむゴリラも19世紀に発見されるまでは

未確認生物UMAだったしマウンテンゴリラに至っては

20世紀に入るまで認められていなかったようだ

  『オリンギート』

2013年に新種認定された『オリンギート』もまた

それまで人には認知されていなかった

オリンギートはアライグマ科の動物で

以前から知られていた『オリンゴ』の一種だと思われていた

DMA鑑定で姉妹種だと分かった

オリンギートは小さいオリンゴと言う意味だ

南米高地の森の中に住んでいたために

みんなの目に留まりにくかったのではということだ

けれどすでに絶滅危惧種とも言われている

こうやって伝説の生き物と言われていたものが

発見されている

見つかってからは珍しさで乱獲され

瞬く間に絶滅に向かって行く動物も多い

つい最近まで自分たちだけで穏やかに暮らしていた

動物が数を減らしていくのには

概ね人間が介入している場合が多い

幻の動物と聞くとロマンを感じ発見されたと聞くと

心が躍る

けれど発見と同時に絶滅に向かうとしたら

それは動物に対しての人間のエゴと言っても

過言じゃないだろう

今は発見して認知したら保護の方向に向かって

いるのが多いとも聞く

同じ地球上に住むのだから

それぞれが穏やかに過ごせるように

する方法をみんなで摸索しなければと思う

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